第276号（2023/4/14発行）八方塞がり・３

※この記事は沈下修正の専門家アップコンの社長メルマガ〔ニッポン上げろ！〕のバックナンバーです。
→【メールマガジンの新規登録はこちら】

こんにちは！
コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。

【アップコン起業秘話】第272号（2023/3/31発行）八方塞がり・2の続きです。
【アップコン起業秘話】まとめはこちら

何となく、普通の日が過ぎています。

  
あの話し合いの日から、
3人が会社について話題にすることはありませんでした。
私はそれなりに平静を保とうとしていますが
やはり毎日、一日に数回思い出したように動悸が起こり冷や汗が出てきます。

しかし、それもずいぶん慣れてきて、
動悸が起こり始めたら胸いっぱいの深呼吸を10回くらい繰り返すと
動悸が小さくなるか収まってきます。
  
でも不安です。

というか不気味？な予感がして、
それを意識してしまうとまた動悸が・・・。 

  
手持ちの受注物件が少なくなってきました。

鹿児島県の倉庫と、島根県のお寺の2物件が今後施工予定です。
昨年12月から1月までの丸2か月間、
受注どころか1件も新しい見積もりがありません。
これを考えてしまうと、
また手の平が汗ばみ、動悸が起こりそうになります。

なので、  
なるべく考えるのを止めよう、別のことを考えるようにしよう、
と意識はするのですが、
どんどん悪いほう悪いほうへと考えが回ってしまいます。

  
   
「何で彼らは働かないんだ」
 
「私がシドニーへ出張していた間、何をやっていたんだ」
  
「受注できていないのに何で平気なんだ」
  
「それなのに給料が少ないなんてよく言えるよ」 

  
相変わらず、DIは間違いが多いです。
以前振込先を間違えて誤送金したことがありました。
振込金額を間違えることもありました。
そして、会社の経費で帰省（帰京）したりもしていました。
誰にも言わず、自分で経費として精算処理していました。
これは、後からわかったことです。

私が毎晩ダブルチェックをするようになってから
このようなことがポツポツ見つかるようになってきました。
ちなみに、DIには月1で帰省のための交通費が支払われていました。
それにも拘らず、隔週で経費を使って帰省していたのがばれてしまったのです。
彼は開き直って「それを認めろ」と発言するようになってきました。
  
このような会話が狭い事務所内であるたびに
心臓がドクンッと動きます。

     
週末、1週間の報告をまとめてシドニーへ送ります。
DIの話題が増えてきていることに
“彼”も気分が悪くなってきているようでした。
それをまたぶちまけるように私へ強い口調で文句を言ってきます。

  
「経費をもっと押さえろ！」
  
「受注はどうしたんだ！」
  
「NOBU！！！」

  
・

  
・

  
・

  
・

  
・

「う～ん。」

誰か味方はいないのか？

  
八方塞がり・・・・・です。