※この記事は沈下修正の専門家アップコンの社長メルマガ〔ニッポン上げろ!〕のバックナンバーです。
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こんにちは!
コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。
の続きです。
ドドーン!
近くの神楽殿から太鼓の大きな音が鳴り響きます。
ピーヒャラと笛の音が聞こえます。
境内に散らばっていた人たちがぞろぞろと神楽殿の前に集まってきます。
「何かあるみたい。」
ということで私も残りの豆を急いで投げ、
群衆の中に紛れ込んでいきました。
「ドンドンドーン!」
太鼓が何かの開始を告げます。
神主さんが番号を読み上げていきます。
周りのみんなが手にある白い小さな紙を見ては
「あ~っ。」
とため息をついています。
「そうだ。」
私も持っていました。
豆を購入する時に一緒についてきた紙です。
ズボンのポケットから取り出した小さな紙には
抽選番号が印刷されています。
辺りは真っ暗で、
神楽殿に吊るされた提灯の灯りを頼りに自分の番号を確認します。
神主さんが次々と番号を読み上げていきます。
歓声とため息が同時に聞こえてきます。
番号が当たると神楽殿に山積みされている賞品がもらえるみたいです。
当選した人は賞品を受け取るために神楽殿前に続々と列を作っています。
段々と後半になるに連れて良い賞品になってくるみたいです。
賞品もほとんど出尽くした頃、
本日の目玉として地元、福岡ダイエーホークスの
選手直筆サインボールが発表されました。
数名の選手の名が呼ばれ、
境内の人々の期待値も最大に上がってきました。
そして、神主さんから抽選番号が発表されると、
何と「当たり」です。
八方塞がりの真っただ中にいた私が
福岡ダイエーホークスの井口資仁選手の
サインボールをゲットしてしまいました。
周りから「いいなぁ~。」という声が聞こえてきます。
私は当時、ジャイアンツファンのセリーグファンだったので
「そんなにいいのかな?」くらいの気持ちでしたが、
この年、2003年の福岡ダイエーホークスは
3年ぶりのリーグ優勝を達成、阪神との日本シリーズを4勝3敗で制し、
4年ぶり6度目の日本一を達成したのでした。
もちろん井口選手も大活躍で盗塁王を獲得し、
さらに、井口、松中、城島、ペドロ・バルデスの4人は
100打点カルテットと呼ばれ
ダイハード打線の中心人物となったのでした。
その他にも野手では川崎、小久保、
投手ではルーキーの和田、新垣、そして杉内、寺原など
1球団でオールジャパンが作れるようなチームでした。
2003年2月3日、
住吉神社での節分祭の出来事から、
八方塞がりだった私の運勢が大きく好転してきたようです。