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こんにちは!
コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。
【アップコン起業秘話】第289号(2023/5/30発行)
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浜田での打ち合わせの翌日、
私はKZとDIに現場の報告をします。
特に大きな問題点はなく、
準備をしっかりやっていこうということになりました。
今日は金曜日、
仕事が終わったら3人で食事でも行こうかなと思っていたところ、
突然DIが
「”彼“が日本に来て、
明後日の日曜日にみんなでミーティングをしたいと言っています。
と言い出しました。
私は
「えっ、急だな。それも日曜日に?
DIはいつそれを聞いたんだい?」
と聞くと
「昨日です。急に来ることになったようです。」
とのこと。
「そうなんだ。で、KZとDIは日曜日の都合はどうなの?」
と聞くと、2人とも大丈夫だということで
10時に事務所に集合することになりました。
「じゃあ”彼“を空港まで迎えに行かなきゃ。
ホテルとかどこに泊まるのか知ってる?」
「私が全部手配したのでご心配なく。
日曜日に一緒にここへ来ますから。」
とDIが言うので
「さすがじゃん。ずいぶん手回しいいね。」
とDIに任せることにし、
私にとっては静かな金曜日の夜と平和な土曜日を迎えることができ
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2月9日、日曜日。
前日からの雨もやみ、
2月にも関わらず、今日は1日暖かい日になりそうです。
10時ピッタリに事務所のチャイムが鳴りました。
KZとDI、そして”彼“が
事務所のあるマンションの1階入り口に到着したようです。
早速、セキュリティーロックを解除して、
3人が12階にある事務所へ到着するのを待ちます。
”彼“と会うのは1か月ぶりくらいです。
その時はシドニーで今後の日本での事業展開について
何日間も二人で議論し合いました。
最後はお互いに納得して、
私は日本に帰りKZとDIの3人で協力して運営してきています。
まだ、思ったほど成果というか売り上げが伸び悩んでいるところが
気になるところではありますが、
前年度の単年度黒字に続き、
今年はもっと売り上げを伸ばしていこうと
気力も充実して日々を送っているところです。
私はそんな様子を“彼”は視察しに来たのかな?
みんなを励ましに来てくれたのかな?
くらいに考えていました。
事務所のドアが開きます。
「Hi, Nobu!」
“彼”の声はいつも太く大きいです。
室内に入った“彼”と私は笑顔で握手しました。
KZとDI以外にAKも来ていました。
事務所に入ってきたのは3人ではなく4人でした。
AKは建築学科の大学生で、
時々私たちの仕事をアルバイトしながら手伝ってくれています。
”彼“の前に、
日曜日だし、天気もいいし、
これからみんなでどこかへ出かけようかなどと話すのかなと
思っていた私はどことなくKZ、DI、
「みんなどうしたの?ちょっと暗いんじゃない?」
と私が言うと、
「Nobu、大事な話がある。」
”彼“が低い声でゆっくりと話し始めました。