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2023.07.18ニッポン上げろ!

第302号(2023/7/14発行)嵐・その2

※この記事は沈下修正の専門家アップコンの社長メルマガ〔ニッポン上げろ!〕のバックナンバーです。
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こんにちは!
コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。

 

【アップコン起業秘話】第301号(2023/7/11発行)の続きです。
【アップコン起業秘話】まとめはこちら

  

  

  

  

  
沈黙が続きます。

  
私はじっと“彼”の目を見ています。
“彼”も同じく私の目を見ています。
DI,KZ,AKは下を向いたまま少しも動きません。

  
 “彼”は嘘をつくような人間ではありません。

  
オーストラリアでもノーザンテリトリーと言われる地方の出身で
面積は日本の国土の3.6倍もあるのに人口はわずか25万人ほどの
いわゆる典型的な“田舎”出の人間です。

“彼”は正直者です。
でも弱点もあります。

ひとつはお金に目がないこと。
とにかく稼いで稼いで、儲けて儲けて、
そしてそれを独り占めにしたいという人です。

  
二つ目は訴訟好きだということ。

  
“彼”のパートナーが優秀な弁護士であるからかもしれませんが、
訴訟し、訴訟され、という具合で
裁判所へ頻繁に出入りしている人物です。
私と“彼”は偶然にも誕生日が一緒です。
と言っても“彼”が一回り年上ですが。
私たちはとにかく気が合っています。
だから、お互いに言いたいことを言い、
納得するまで話し合ってきています。

  
まさに、“DISCUSSION”をして、結論が出れば
一切わだかまりなく同じ方向へ一緒に進んで行こうという関係です

1月のシドニーでのミーティングでも
この関係は続いていました。
少なくとも私はそう思っていました。

その間に“彼”の考えや感情に変化があったことに
気づくことはありませんでした。

  
 長い長い沈黙の時間も実際は数分のことだと思います。
私の頭の中ではいろんな情報がくるくる回転しています。

1番はもし会社を辞めたら“彼”との関係も終わってしまうんだなということです。
残念だなという気持ちが先行しています。
そして、2番目になぜ“彼”はDIの言うことを信じているのかという疑問です。

  
一度も会ったことのないDIを。

  
DIはおそらく私が営業で外出している時に
“彼”と連絡を取り合っていたのでしょう。
私が“彼”へ提出した報告書に書かれているDIのミスや
AKの経費について、自己を弁護するためにも私を悪者にしたのでしょう。

少なくともDIとAKは同類です。

同じ穴の貉(ムジナ)でしょうか。
KZについては私はいつも高く評価し報告していました。
まさかKZも同類であるとは思えないのですが・・・。

  
「甘言を弄する」という言葉があります。

・うまい言葉を駆使して、だます。
・甘いことを言って相手をその気にさせ、自分の思うままにする。

 詐欺師の常とう手段です。

  
 “彼”の考えが、気持ちが、なぜ、どのようにして変わっていったのか?
変わってしまったのか?

私の頭の中で情報がくるくる、くるくる回転しています。
でも答えが出てきません。

  

  

  

  
「Nobu」

  
沈黙を破ったのは“彼”でした。

 

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