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2023.07.25ニッポン上げろ!

第303号(2023/7/18発行)嵐・その3

※この記事は沈下修正の専門家アップコンの社長メルマガ〔ニッポン上げろ!〕のバックナンバーです。
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こんにちは!
コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。


【アップコン起業秘話】第302号(2023/7/14発行)嵐・その2の続きです。
【アップコン起業秘話】まとめはこちら

 

 

「Nobu」


私はじっと“彼”の目を見ています。


「DIの言っていることの半分はウソだ。」


「えっ!」


私は予想外の“彼”の言葉に心臓が止まるようでした。


「俺はNobuがウソをついているとも思わないし、
不正をしているとも思っていない。
経費を誤魔化しているのはこの3人の内の誰かだろう。
3人全員かもしれないしな。
まあ、その可能性の方が高いかな。」

DI,KZ,AKは背中を丸めて小さくなり、
床を見続けています。
AKは少し震えているようです。


「じゃあ、何で私が辞めなくちゃいけないんですか。」


「ケイマンアイランズだ。」


「まだ、そんなことを言ってるんですか?」


「俺が何度も何度もタックス・ヘイブンについて言っているのに、
Nobuはいつも反対してきた。
でもDIは可能だというし、賛成してくれた。
その違いだ。」


タックス・ヘイブン(Tax Haven)とは、

課税が完全に免除されたり、著しく軽減されたりしている国や地域のことで、
租税回避地、低課税地域とも呼ばれます。
主に税制上の優遇措置を地域外の企業に対して
戦略的に設けている国や地域を指し、
代表的な場所としてはイギリス領ケイマン諸島、バージン諸島
といったカリブ海の島国や、ルクセンブルク、モナコ、
米国東部のデラウェア州などが挙げられます。
多国籍企業や富裕層が、法人税や源泉徴収税が皆無に等しいタックス・ヘイブンに
資産を移し、オフショア取引を利用して租税回避するケースが多く、
2016年5月に公表された「パナマ文書」では、
その利用実態の一部が明らかになりました。
脱税行為や利益移転、マネーロンダリング、犯罪・テロ資金隠匿などに悪用される
ケースもあります。

SMBC日興証券・初めてでもわかりやすい用語集より引用
https://www.smbcnikko.co.jp/terms/japan/ta/J0654.html

「タックス・ヘイブンのアイデアはダメだと何度も言ったじゃないですか。」


「Nobu、もうそれは何度もお前から聞いて聞き飽きてるよ。
でもDIはそれができると言ってるんだ。
シンガポールでもできるそうだ。
日本の税金は高いからな。」

「DI、そんなことを軽々というもんじゃないよ。」


DIはじっと下を向いたまま一言もしゃべりません。


「Nobu、
お前がシンガポールに材料の輸出入をする会社を
作るんだったら、辞めなくてもいいんだぞ。

DIよりは仕事ができるし、信用できる。」


「そんなことはできませんっ!」


「じゃあ、辞めろ!!!」

 

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