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こんにちは!
コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。
100年前の1923年(大正12)9月1日午前11時58分。
関東大震災が起こりました。
相模湾北西部を震源とするマグニチュード7.
火災、津波、土石流を伴う未曽有の大災害となりました。
「何で9月1日が防災の日なの?」
という質問には今、多くの人が答えられることだと思います。
そして9月は防災月間でもあります。
1923年9月1日に「関東大震災」が発生し、
1959年9月26日に「伊勢湾台風」が発生し、
そして立春より210日後の9月1日頃を「二百十日」と名付け、
台風や強風が起こりやすい日であるということから
9月1日が防災の日、9月は防災月間に指定されました。
(メルマガ第214号でも取り上げましたね。)
しかし、時が経てばすぐに忘れ去られていくのも
災害の怖さです。
「天災は忘れた頃にやってくる」
地震学者の寺田寅彦教授の言葉は、
災害が起こるたびに私たちの脳裏によみがえってきます。
南海トラフ地震は静岡県沖から宮崎県沖に延びる南海トラフを震源
最大マグニチュードは9程度。
30年以内の発生確率は70~80%。
死者・行方不明者は最大約23万1000人と想定されています。
首都直下地震は首都中心で起こる地震です。
最大マグニチュードは7.3。
30年以内の発生確率は70%。
死者・行方不明者は最大約2万3000人と推定されています。
それ以外にも千島海溝地震があり、
さらに全国には主要なものだけでも114か所の活断層が存在して
それに加えて富士山が噴火などしたら・・・。
政府は
首都直下地震や南海トラフ地震のような国難災害に備えて
「国土強靭化のための5か年加速化対策」を掲げています。
令和3年からの5か年で規模15兆円という国家事業です。
今後、強靭化事業で災害リスクを低減させ、
持続可能な防災国家を目指していかなくてはなりません。
100年前の関東大震災からすると
私たちの日常は確かに耐震化されてきています。
でもまだまだ満足のいくものではありません。
きっといつまでたっても完全なものとはならないでしょう。
しかし、
関東大震災から100年という節目の年にあたり
「あの時こうしておけば良かったのに・・・。」
とならないように
身近なところから防災を強化していかなければなりません。