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2023.09.04ニッポン上げろ!

第315号(2023/8/29発行)ベトナム

※この記事は沈下修正の専門家アップコンの社長メルマガ〔ニッポン上げろ!〕のバックナンバーです。
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こんにちは!
コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。

 

アップコンの成長戦略のひとつとして
「ベトナムをはじめとしたグローバル展開」があります。
https://finance.logmi.jp/378212

 

先週、そのベトナム・ホーチミン市へ行ってきました。

  
現地の工業団地でアップコン工法のプレゼンをするためです。
当日はプレゼンに先立って、
ベトナム国営石油ガス会社の
LNG輸入ターミナル施設の見学会が開かれました。
ちなみにベトナムは5月22日に、
英国石油大手シェルとの間で、
国内初となる液化天然ガス(LNG)購入契約を締結したばかりです。
ベトナムは今、世界の中で最も成長している国のひとつです。
そして急激な成長のため、開発を急ぐばかりに、
埋立地では地盤沈下が頻繁に起こっています。
ベトナムの埋め立て地は海を埋め立てるだけでなく、
内陸でも軟弱な湿地帯を埋め立てて工業団地を開発しています。
特にホーチミン市のある南部はメコンデルタと呼ばれるように
数千年にわたってメコン川が運搬した土砂によりできた堆積平野です。
しっかりと地盤調査して、適切に杭を入れ、
梁の計画、鉄筋の太さ・数・コンクリートの厚さ等々、
計画から施工まで管理を十分に行っているかというと
まだまだ目(手)の行き届いていない建築物が相当数あるようです。

  
もちろん、地震もなく、日本の基準とは異なることは分かるのですが、
それでも、「このつくりでは下がるよな」という建物が至る所にあります。
急激な成長とはいえ、外資の投資による開発のため、
まだまだベトナム人自体には沈下に対してのノウハウが
定着していないのではと思われます。
日本企業を含め、欧米の世界的な企業がベトナムへ工場を建設し、
MADE IN CHINAからMADE IN VIETNAMへと大きく転換している最中です。

進出する企業の人は自社の製品(商品)には詳しくとも、
建築のプロフェッショナルではありません。
そして、施工するベトナムの建設会社は
大規模な工場や倉庫の建設に関してはノウハウをそれほど持っていません。
投資(金)として行われる開発には建設のプロは関わっていません。
少なくとも地盤について詳しい人はいないのではないでしょうか。
目先の利潤を追求することに追われて、
将来のリスクを考えていなかったのでしょうか。

  
いえいえ、そんなことはないと思います。

  
軟弱地盤上へ建設する際のリスク管理が、
まだまだ、ベトナムでは常識として浸透していないのが原因ではないかと思います。
それでは、沈下してしまったコンクリート床はどうするのか?
という訳でこの度、私がベトナムへプレゼンしに参りました。 

今年か、来年あたりに
国民の総人口が1億人を超えると言われているベトナムも、
2050年ころにはピークを迎え、
緩やかに人口が減少していくと推定されています。
ベトナムは環境に関しては非常に厳しい国です。
繰り返される戦争(爆撃)を乗り越えて、
枯れ葉剤散布の被害を経験した国は、
原爆や原発事故を経験した日本と同様に、
国民は強い環境意識を持っています。

そのためCO2削減の取組みにも積極的な国です。
沈下したコンクリート床を打ち替えることなく修正する
アップコン工法はCO2削減率90%以上
という効果です。(従来工法比)

  
環境にも安全なアップコン工法
多くのベトナム人にも認知していただけるよう
これからもアップコンは
「ベトナムをはじめとしたグローバル展開」
を繰り広げてまいります。

P.S. おまけの動画

  
金曜日の朝の通勤時間帯に撮影しました。
手前の車線が下りで奥が上り。
信号機のある横断歩道でもわたるのは難しい。

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