※この記事は沈下修正の専門家アップコンの社長メルマガ〔ニッポン上げろ!〕のバックナンバーです。
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こんにちは!
コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。
先日、久しぶりに野球の試合を見に行きました。
アジアプロ野球チャンピオンシップ2023です。
東京ドームでの観戦は、イチロー選手の引退試合以来です。
私が見たのはオーストラリア対日本の試合だったのですが
結果は日本が10-0のコールド勝ちでした。
今年は2023ワールドベースボールクラシックでも
7戦全勝3大会ぶりの優勝をするなど日本の野球のレベルは
世界のトップレベルだと思います。
また、大リーグでは大谷選手がMVPを受賞するなど
チーム力だけでなく個の成長も著しく進化してきたと思います。
今回ドームで見て感じたのは、日本選手の体の大きさです。
以前だったら体の大きい(背の高い)人は学生時代に
バスケットボールやバレーボールに誘われてしまうと思うのですが
今回のジャパンチームはジャイアンツの秋広選手が2メートルなのをはじめ、
日本ハムの万波選手は192センチ、他にも180センチ以上の選手が数多く出場していました。
体格でもワールドクラスに近づいてきているのかもしれません。
ところが、日本人の平均身長は毎年伸びてきていると思っていたら
実は1978-1979年生まれの人をピークに伸び悩みからやや低下に代わってきています。
1978-1979年生まれの男性の平均身長が171.5センチ、女性が158.5センチだったのが、
2014年生まれの人が成人に達するときには
男性が1.5センチ、女性が0.6センチ低くなっているという予測があります。
「低出生体重児」が原因だと言われています。
さて、今絶好調の日本野球も、小学生の野球離れが言われているように、
将来を見据えてみると安閑とはしていられないと思います。
なので、大谷選手が「野球やろうぜ!」とグローブを全国の小学校に寄付したのかもしれません。
平均身長と同じく、日本経済も伸び悩みが続き、さらに低下していくことによって
GDPも遂にドイツに抜かれ、やがてインドにも抜かれてしまうと思います。
絶好調の時に、ピークの時に、次の世代・時代を考えて手を打っておかないと
凋落の流れを止め、再上昇しようとするのはものすごいパワーが必要となります。
すべての事象に栄枯盛衰があるとはいえ、
目の前にある幸せが当たり前のことだと思わずに、
将来を見据えて現在を生きることが大切なことだと思います。
沈下修正ひとつをとってみても同じことがいえると思いますが、
今はそれほど大して影響はないからと思っていたら
いずれ取り返しのつかない、あるいは莫大なコストが発生するような
ことにもなりかねません。
これらも将来を見据えて計画的に維持・補修を継続的に行うことが重要です。
人の命は短くても、後に残される人にとっても最善の施策を行うことは
政治・経済・文化など本当にすべてのことに共通することだと思います。