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2023.12.18ニッポン上げろ!

第345号(2023/12/12発行)あっぱれ、鬼木監督!

※この記事は沈下修正の専門家アップコンの社長メルマガ〔ニッポン上げろ!〕のバックナンバーです。
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こんにちは!
コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。

12月9日(土)、国立競技場で
天皇杯JFA第103回全日本サッカー選手権大会
決勝が開催されました。

みなさん、すでに結果はご存知でしょうが、
アップコンがクラブパートナーの一員として応援する
川崎フロンターレが、0-0後、PK戦にもつれ込み、
両チームの10番目のキッカーで決着がつくという接戦を制し、
柏レイソルを下し優勝を成し遂げました。
(おめでとう!)

そして、今晩のAFCチャンピオンズリーグ2023/24の
蔚山現代戦で今シーズンの全試合を終了します。
今年のフロンターレは3年ぶり2度目の天皇杯優勝と
ACL2023/24グループステージ1位突破という結果は
素晴らしいものだと思います。

しかし、ルヴァンカップ・グループステージ敗退、
明治安田生命J1リーグは8位と残念な結果となってしまいました
今シーズンの低迷(?)の原因が
有力選手が欧州チームへ移籍してしまったからだ
とよく言われています。

三笘薫選手、守田英正選手、田中碧選手、谷口彰悟選手、板倉滉選手、旗手怜央選手、
は、移籍先でそれぞれ活躍しています。

11人でプレーするサッカーにおいて
こんなに選手が一度に抜けてしまったら
それはチームに大きなダメージになることでしょう。
バンディエラ中村憲剛選手も引退してしまいました。
私はフロンターレの試合を観ている時、
「鬼木達監督だったらどうする?」ということを
いつも考えながら見ています。

今日のスターティングメンバーはどうする?
いつ、メンバーを誰に交代する?
この前などはPKの順番は?
なども予想しながら「監督だったらどうする?」
という風に試合を観ています。

特に今シーズン、
有力選手が抜けていったチームを率いる鬼木監督にとっては、
どのようにして勝ち進んでいくのか難問だらけだったと思います。
残った選手の中にも優秀な選手は多くいます。
しかし、
家長昭博選手(37)、チョン・ソンリョン選手(38)
小林悠選手(36)、登里享平選手(33)
レアンドロ ダミアン選手(34)、山村和也選手(34)、上福元直人選手(34)
などなど、失礼ながら選手年齢が高齢化してきているのも事実です。
さらに8月にはバフェティンビ ゴミス選手(38)が加入しました。
有望な若手が欧州へ移籍し、
優秀な選手は高齢化していくという状況で、
監督はどうやって戦っていくのだろうか?
難しい舵取りの日々だったと思います。

それにもかかわらず、天皇杯を優勝しました。

監督の仕事のひとつとして、現有戦力の底上げというのがあると思います。
個々人の成長がチームを強くしていくのです。
すなわち年齢にかかわらず選手ひとりひとりの能力を上げ、
明日の“三笘”を生み出そうとするスタッフと、
明日の“三笘”になりたいと切磋琢磨する選手の
努力の融合が優勝に結び付いたのではないかなと思いました。

  
監督は選手の行動を注意深く毎日チェックし、
ベストな状態の選手をピッチへ送り出す作業を
冷静に行うということをやり続けることが重要です。
それは従業員の少ない中小企業のマネジメントとも
共通するところがあるようです。
限られた予算、限られた人数で最大限のパフォーマンスを
継続的に上げ続けるということは並大抵のことではないと思います
鬼木監督が在席7年間で7つのタイトルを取ったということは、
すでに賞賛に値するほど見事なさまだと思います。

  
あっぱれ!

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