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2024.02.14ニッポン上げろ!

第362号(2024/2/6発行)戸建て住宅の沈下対策

※この記事は沈下修正の専門家アップコンの社長メルマガ〔ニッポン上げろ!〕のバックナンバーです。
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こんにちは!
コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。

2月5日午後2時時点の集計によると、
令和6年能登半島地震による石川県内の住宅被害は
県内全体で5万2337戸となったと発表されました(北國新聞)
全壊、半壊、一部破損と程度には差はありますが
木造の戸建て住宅が大半を占めています。
特に石川県西部の内灘町や新潟市の住宅などに
液状化で大きな被害が出ています。


私たちが住む家は大きく分けて
 「木造」「鉄骨造」「鉄筋コンクリート造」の3種の住宅構造に分けられます。

日本の戸建て住宅の約70%は木質系で建築されています。

それぞれの構造にはメリット・デメリットがあるのですが、
耐震性に関していえば
「木造」<「鉄骨造」<「鉄筋コンクリート造」
という順序になります。
木造には木造軸組工法、木造壁組工法(2X4工法や2X6工法など)、
木造丸太組工法とありますが、
耐震性においては鉄筋コンクリート造には及びません。
これから住宅を建てようとしている方は一考に値すると思います。

では、今すでに住んでいる住宅が木造の場合はどうしたら良いのでしょうか?
そう、耐震改修工事をしましょう。
自治体では改修費用を補助する助成金を用意していたりもします。
とにかく、地震で倒れたり、潰れたりしたらほぼ全壊です。
命に係わります。
そして住宅自体は補修の範囲を大きく飛び越えてしまいます。
ところが、耐震化された住宅ならば仮に一部破損してでも、  
原型はほぼ残っています。
その時に、問題となるのは「液状化」による沈下です。
液状化は砂質土層の地盤だけとは限りません。
比較的新しい埋め立て地などの造成地、
例えば千葉県の浦安市での液状化は大きく報道されました。
また、もともと沼や池であった土地も液状化が起こりやすいです。
自然堤防や旧河道なども液状化の可能性があります。
長年にわたって砂が堆積して生まれた砂丘地の裾野も
液状化が起こりやすい土地です。
まだまだ液状化が起こりやすい土地はあるのですが、
これから家を建てようとしている方は地盤についても一考に値すると思います。

では、今すでに住んでいる住宅の土地が
液状化が起こりやすい地盤であった場合はどうしたら良いのでしょうか?
既存の住宅への地盤改良や杭を打つ工事は
難工事でコスト的にも高額となります。
工事自体は不可能ではないのですが。
それよりはやはり耐震改修の方が経済的です。
住宅が壊れにくい状態にしておいて、
万が一液状化によって沈下してしまったら、沈下修正すれば直ります。

住宅の沈下修正の方法は
社長メルマガニッポン上げろ!」第356号でも紹介されています。
住宅の基礎形状がべた基礎であればより早く修正することができます。
アップコンがウレタン樹脂の発泡圧力によって
表層の地盤を改良しながらミリ単位で沈下修正します。
しかも短工期。
家具等も一切動かさずに、普段通り生活しながら
アップコンの技術者は床下で作業します。
それでは基礎形状が布基礎の場合はどうしたら良いでしょうか?
もし、住宅を改修するタイミングであったら
1階の床板を解体して布基礎からべた基礎へ変更することができます。
アップコンのお客様もそのようにしてべた基礎に直した後に
アップコンで沈下修正された方がいらっしゃいます。

現在、戸建て木造住宅にお住まいの方は、住んでいる地域を問わず、
きちんとした耐震改修工事をすることをお勧めします。
また、基礎形状が可能ならべた基礎に変更しておいてください。
平時にこの準備をしておくだけで、
万が一、今お住まいのところで大地震が起こったとしても、
液状化になったとしても、
みなさまの住宅をアップコンが短工期で沈下修正することができます。

この方法がトータルで最も経済的な選択のひとつです。

 



P.S.
耐震改修後の定期的な住宅診断も必要です。

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