ホームニュース一覧第384号(2024/4/26発行)暴露試験
2024.05.01ニッポン上げろ!

第384号(2024/4/26発行)暴露試験

※この記事は沈下修正の専門家アップコンの社長メルマガ〔ニッポン上げろ!〕のバックナンバーです。
【メールマガジンの新規登録はこちら】

 

こんにちは!
コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。

4月22日
今年もウレタンフォームの暴露試験の日がやってきました。
早朝、私を含め3人で長野県へ向かいます。
そこには20年契約で使用契約をしている土地があります。
今年は11年目になります。
ウレタンの暴露試験とは
5センチキューブのウレタンフォームを
50~60センチの地盤下に埋め、
経年による変化を観測しながら、
ウレタンの耐用年数を計る試験です。
毎年、地盤下からウレタンフォームをその年に必要な数だけ掘り起こし、
後に第3者機関で体積・密度の測定と圧縮強度の測定を行います。
今日はウレタンフォームの掘り起こし作業を行います。

東京ではすっかり葉桜になってしまった桜も
まだまだ長野県では桜が見頃です。
4,5日前が満開だったとか。


さて、現場に到着です。

数種類のウレタンを埋めているので、
それぞれの場所が分かるように目印の杭が立ててあります。

いよいよ、掘削です。

ウレタンの表面を傷つけてはいけないため、
手作業でていねいに掘り起こします。
実はこの作業が大変で、深く掘り進めば進むほど、
土壌は固くしまっています。

そして、もっと大変なのがウレタンを見つける作業です。
ウレタンが埋まっているだろうという深さまで来たら、
本当に傷つけないように少しずつ掘り進みます。

ありました!

土中にわずかながらも薄い黄色の人工物が見えてきました。
ウレタンです。
その周りの土を手でかき分けながら掘り出します。

そして地上に現れたのがこれ。
アップコンの沈下修正用樹脂です。
きれいな形のままです。

この作業を2人の技術スタッフが黙々と行います。
別の場所では高強度樹脂も掘り出されました。
少しオレンジ色ですね。

必要な数だけ掘り出したら、
残りのウレタンフォームは来年以降に掘り出します。
最後は土を埋め戻し、整地して終了です。

片づけがすべて終わって帰路につく頃には
止めていた車にも桜の花吹雪が。

今年も無事にウレタンフォームの掘り出し作業は完了しました。
後日、第3者機関でデータ取りをしてもらいます。
過去10年間の結果はすべて良好。
すなわち、「耐用年数は10年間です」と言えるだけのデータは
アップコンは持っています。

アップコンはウレタンで○○する会社です。

現在、取得済みの特許は国内で10件、海外で9件です。
これからも新市場を創出し、
自らがそのリーディングカンパニーとして社会貢献していこうと思います。

カテゴリー