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こんにちは!
コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。
【アップコン起業秘話】第388号(2024/5/7発行)
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さて、さて、
いざ起業するとなると、
印鑑を作る前には会社の本店所在地が確定していないといけません
今まさに餅は餅屋ということで
行政書士の先生に会社設立の手続きを正式にお願いしたばかりなの
印鑑や名刺づくりは少し待ったほうが良いと思いました。
万が一、会社名や住所に変更が生じた場合、
やり直しをすることになってしまうからでした。
なるべく無駄な出費と時間を節約しながらの起業です。
会社名は「アップコン有限会社」、
住所は実家の住所を借りて登録しようと思っています。
法人として登記されたら、
5月も後半になって、
有楽町の総合商社に勤めているK沢さんへ電話します。
K沢さんの会社のヨーロッパの現地法人に
ウレタンのサンプルや何らかの情報が入手できないかと
1か月ほど前にお願いしていました。
「K沢さんですか?」
「ああ、松藤君。」
「その後、ヨーロッパの方から何か情報とか入ってきましたか?」
「ああ、その件なんだけどね。」
少しK沢さんの声のトーンが低く聞こえます。
「松藤君、なんかやったの?」
「えっ?どういうことですか?」
「私もよくわかんないんだけどね。
現地法人の人間がヨーロッパの化学メーカーにアポを入れようとしたら断られたらしいんだ。」
「はい。」
「それが、これ以上この件に深入りすると
うちとの取引も辞めるかもしれないなんて強く言われたらしいんだ
「えっ、何でですか?」
「僕もよくわからないんだけどね。
電話に出たこっちの人間が松藤君に直接説明したいって言うから明日にでもうちの会社に来れるかな?」
「もちろんです。明日伺います。」
・
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翌朝、有楽町の総合商社へK沢さんを訪ねに行きます。
「おはようございます。」
「ああ、おはよう。松藤君、ちょっと待ってて。
今、電話に出た人間を連れてくるから。」
私は昨日の電話でK沢さんが言った
「松藤君、なんかやったの?」
という言葉を思い出していました。
「???」
何のことだか全く見当もつかず、
私は一人で事務所の応接室で待っているのでした。