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2024.06.19ニッポン上げろ!

第396号(2024/6/4発行)緊急地震速報

※この記事は沈下修正の専門家アップコンの社長メルマガ〔ニッポン上げろ!〕のバックナンバーです。
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こんにちは!
コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。


昨日の朝、
私はテレビでゴルフの全米女子オープンを見ていました。
と、ちょうどその時、
画面左上に緊急速報のテロップが現われ
あの音が・・・

https://www.youtube.com/watch?v=bGBFh2RqzyI

*緊急地震速報の音が鳴ります。 ご注意ください


ほぼ同時に、今度は外から町内の防災無線を通して
地震速報のアナウンスが聞こえてきます。
さらにテレビ画面には地震が予測される地域が示されています。
その中には私のいる神奈川県も入っていました。
結構、広域なエリアが警報範囲になっていました。
これは相当大きな規模の地震が来るのではないかと緊張しました。

 


・・・・・

  
気象庁は
6月3日午前6時31分ごろ、
石川県能登地方を震源とする地震があり、
輪島市と珠洲市で最大震度5強を観測したと発表しました。

 日本は地震大国だと言われています。

どれくらいの大国なのかというと地震の発生数では、 
国連開発計画(UNDP)の世界報告書
「“災害リスクの軽減に向けて”~開発に課せられた課題」
によると、1980年から2000年までの間で
「マグニチュード5.5以上の地震が発生する年平均」
のランキングトップは中国だそうです。
日本はインドネシア、イランに次いで世界第4位です。
(1位ではありませんでした。)
地震の規模のランキングでは世界で観測史上最大の地震はチリ地震(1960年5月22日)で
マグニチュードは9.5でした。
東日本大震災(2011年3月11日)は
マグニチュード9.0でこれも世界4位です。

地震の被害(死者・行方不明者)を見てみると
映画化もされた中国の唐山地震(1976年7月28日)が
242,000人で1位にランクされますが、
関東大震災(1923年9月1日)も143,000人で6位にランクされています。
一方、被害を経済的損失からみてみると、

1位:東日本大震災(32.8兆円)
2位:阪神淡路大震災(21.3兆円)
3位:四川大震災(17・5兆円)

となっています。

人口密度が高く、経済規模も大きい日本が被災すると、  
当然、経済的損失も大きくなります。

  
昨日の緊急地震速報を聞いた時、
私は首都直下地震か?南海トラフ地震か?と一瞬身構えました。
「そうではなくて良かったな」と思っても
いつかは来るだろう大地震です。
緊急地震速報をイソップ童話のオオカミ少年のように捉えることは危険です。
地震の被害(死者・行方不明者数)や(経済的損失)もさることながら、
地震後の復興に向けての時間は想像を絶するほどの長さです。
能登半島地震から5か月が過ぎ、
未だにガレキ処理の問題すら解決できていない日本です。
個人で解決できるような範囲を超えてしまっていると思います。

では、個人では何ができるでしょうか?
緊急地震速報を聞いたら、
もう一度防災について考えましょう。
行動しましょう。

「天災は忘れる暇もなくやってくる」ですね。

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