※この記事は沈下修正の専門家アップコンの社長メルマガ〔ニッポン上げろ!〕のバックナンバーです。
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こんにちは!
コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。
【アップコン起業秘話】第403号(2024/6/28発行)
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「それでウレタン注入機を今探しているところなんです。」
私はShimさんに起業するに至った経緯を簡単に説明しました。
薄い黄緑色の作業着を着ているShimさんは
「うちの会社はねぇ、商社だから個人とは直接取引しないんだよ。
と、私に対して距離を置こうとしているのか
「その沈下修正っていうのは、本当にビジネスになるの?」
と聞いてきました。
「はい。前の会社で昨年の夏から施工を始めたんですけど、
沈下している床は、日本にはどこにでもあるという感じです。
ただ、沈下していることを認識していないというか、
もし床が下がって不便だったら打ち替えてしまおう
というのが現状なんだと思います。」
「そう、需要はありそうなんだね。」
「はい、
「でも、
「そうですね。
でも、私の知り合いの保険の営業マンが言うには、
私が前社を辞めてから売り上げが4分の1くらいに落ちて
潰れるかもしれないっていう話を先月聞きました。」
「それじゃあ、松藤君が始めても続かないんじゃないの?」
「いえ、私は前社の経験から、
前社の悪いところを良く知っているので、
そういうところを改めていけばビジネスになると思っています。」
「そうなの。結構自信あるんだね。」
「う~ん、自信って言われると、そうでもなくて。
先ずは起業しようと思ったのが、
環境に安全なウレタン樹脂で沈下修正をすれば、
それはすごく社会貢献の高い事業になるんじゃないのかっていう
気持ちの方が強くて今動いている感じです。」
「そう。さっきも起業する経緯を聞いたけど、
じゃあ、その環境に安全なウレタンって手に入ったの?」
「う~ん、それが・・・。」
「えっ、まだ肝心なウレタンの入手経路が決まってないの?」
Shimさんは思っていることをバシバシ言ってきます。
「実は・・・。」
と、私はK沢さんが勤めている商社を通して
ヨーロッパの化学メーカーからサンプルを取り寄せようとしていた
そして、それが”彼“
を加えて説明しました。
「だから、
もっと大事なウレタン樹脂そのものの話は
今、全く白紙状態になってしまっている状態なんです。」
「な~んだ、大変だなぁ~。」
「はい~・・・。」
「ウレタンの仕様が決まらないと機械も決まらないからなぁ~。」
「そうですね~。」
「う~ん・・・。」
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先程お茶を持ってきてくれた事務の女性が
再び冷たいお茶を持ってきてくれました。
「松藤君。」
「はい。」