※この記事は沈下修正の専門家アップコンの社長メルマガ〔ニッポン上げろ!〕のバックナンバーです。
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こんにちは!
コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。
昔から
「雷が鳴ると梅雨が明ける」と言われていますが
実際は、
梅雨が終わるころには、
本州の上に前線が留まることが多くなるため、
雷が鳴りやすいということのようです。
最近の梅雨は一昔前のようなじめじめとした感じというよりも
一旦降り出すとスコールのような集中豪雨が
数日間続くというのが特徴です。
その結果、梅雨時期には地盤に大量の水分がたまり
地盤が緩むことによる土砂崩れが起こります。
7月12日に松山市で発生した土砂災害も
松山城がある山の斜面が幅50メートル、
高さ100メートルにわたって崩れ落ち、
3人の方がお亡くなりになりました。
長崎市では道路わきの電柱が倒れて市道を塞ぎ、
全面通行止めとなりました。
一時停電にもなりました。
しかし、土砂災害や浸水、停電などの被害は
本当に自然災害なのでしょうか?
私たちはこの季節は雨が多く降る、
この頃は台風が多い時期だ、
あるいは雪が積もったり熱波が押し寄せたりと
多くの経験値とデータベースをすでに持っています。
そしてニュースの天気予報を通して最新の情報を得ています。
大雨が続くようなら、
地盤は大量の水分を取り入れることによって
傾斜があれば、崩れやすくなっています。
だとしたら、例えば、地盤に雨水が入り込まないような
対策はとれなかったのでしょうか?
電柱が倒れないようにする対策はとれなかったのでしょうか?
いつも対策は後手後手になりがちです。
天気予報というデータがあっても
それを活用しなければ全くの無駄になってしまいます。
防災は常日頃から行わなければなりません。
せっかくのデータや言い伝えをもっと真剣に受け止めて
少しでも被害を小さくできるようにすることが
今求められていることだと思います。
国土強靭化を掲げているニッポンだからこそ
一人ひとりがもっと防災リテラシーを
向上させることが必須になってきています。
自然災害は未然に防ぐことができます。
被害を小さくすることができます。
天気は予報があるけれど、
しかし、地震は予測すらあてになりません。
それでも私たちは地震対策も推進していかなくてはなりません。
もう一度
「天災は忘れる暇もなくやってくる」
と心に言い聞かせて日々準備していきましょう。
自然災害による犠牲者を出さないようなニッポンにしていきましょ
アップコンでは以前、
「予測と準備」
という言葉を年間の標語にした年がありました。
「雷が鳴ると梅雨が明ける」と言われていますが
それでは梅雨が明けたらどうなるのでしょうか?
予測と準備を始めましょう。