※この記事は沈下修正の専門家アップコンの社長メルマガ〔ニッポン上げろ!〕のバックナンバーです。
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こんにちは!
コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。
【アップコン起業秘話】第447号(2024/11/29発行)同時並行・3 の続きです。
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「ノズルって言うんですけど。」
「ああ、ノズルね。」
ノズルとは、
気体や液体のような流体の流れる方向を定めるために使用される
パイプ状の機械部品のこと。
ノズルは流れる物質の流量、流速、方向、
コントロールするために幅広く使用される。
-引用―「”ノズル”」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』より。最終更新 2024年7月19日 (金) 06:06
「はい。そのノズルなんですが、
オーストラリアで使っていたものは
欠陥品じゃないかなって思っているんです。」
「どういうこと?」
「はい。注入するたびに、ノズルと注入ガンの接合部から
液体のウレタンが漏れ出してきて、毎回床を汚してしまうんです。
「それで?」
「はい。その都度、ダスタータオルで床を拭いたり、
注入ガンの噴射口を拭いたりしているんですけど、
手間もかかるし、
きれいに拭き取れなかった床の上のウレタンは
時間と共に黄変してきて床が汚くなっちゃうんです。」
「なんだ、せっかく沈下した床を修正しているのに
床面を汚しちまっているのか。」
「そうなんです。
これはプロの仕事じゃないなって思いながらやっていたんですけど
このままじゃあいけないなって今は思っているんです。」
「で、松藤君はどうしたいの?」
「ノズルを液が漏れないように改良したいんです。」
「う~ん、結構大変そうだなぁ。」
「いえ、一から開発しようとしているんではなくて
既製品のノズルから液漏れの原因となるところを見つけて、
そこだけを改良すればいいのかなって思っているんですけど。」
「あのねぇ、改良できたとしても、
毎回毎回改良してたんじゃ、お金も時間もかかっちゃうよ。
だったら、改良した後に新しい金型から
新しいノズルを製造したほうがいいんじゃないの?」
「はい。そうしたいんですけど。」
「でも金型から作るとなると
これはこれでお金も時間もかかっちゃうけどいいの?」
「これができるのは
まだビジネスをスタートさせる前だからなんだと思っています。
既製品のノズルを使いながらだと、
結局お客様の床を汚してしまうのは分かっていますから、
やるなら最初からきちんとした
オリジナルのノズルを使いたいと思っています。」
「そう。松藤君がそこまで言うんなら
僕もどの会社ができるのかちょっと当たってみるよ。」
「お願いします。
床を汚さないで注入できるってことだけでも
前の会社との大きな差別化になると思っています。」
「なるほどね!」