※この記事は沈下修正の専門家アップコンの社長メルマガ〔ニッポン上げろ!〕のバックナンバーです。
→【メールマガジンの新規登録はこちら】
こんにちは!
コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。
【アップコン起業秘話】第451号(2024/12/13発行)同時並行・5 の続きです。
【アップコン起業秘話】まとめはこちら
「松藤君さぁ。」
OHさんは私と同じ年くらいなのですが、
なぜかいつも私に対しては上から目線で話してきます。
「OHさん、お久しぶりです。」
「あのさぁ、松藤君の会社、もう登記できたの?」
「いえ、まだですけど。」
「困るんだよなぁ。」
「どうしたんですか?
今、
「まぁ、それは聞いてたけどね。
実はねぇ、仕事が入りそうなんだよ。」
「えっ、それは沈下修正のってことですか?」
「そうなんだよ。」
「すごいです、OHさん。」
「でしょっ。でもねぇ、松藤君の会社ができてなかったら、
契約できないじゃん。」
「え~っと。
えっ!そんなに急いでるんですか?」
「うん、まぁ。
施工はお盆明けくらいからでもいいんだけど、
そうすると当然その前にお互いに契約していなきゃダメじゃん。」
「はい。」
「うちの会社が元請けになるから、
うちは施主と契約して、
そして松藤君の会社も
専門工事会社としてうちと契約をしなきゃいけないでしょ?」
「はい。」
「だけどさぁ、まだ会社ができてなきゃ契約できないじゃん。」
「そりゃそうですね。」
「いやいや、他人事のように言ってちゃだめだよ。」
「すみません。」
「これねぇ、ちょっとでかい工事なんだよ。」
「どれくらいの規模なんですか?」
「1万。」
「えっ?
もしかして1万平米ですか?」
「そう。
うちの会社としてもちょっとでかい工事だし、
お施主さんはずっとうちに仕事をくれている大事な客さんなんだよ
「そうなんですか。」
「だからさぁ、早く会社作ってよ。」
「う~ん、わかりましたって言いたいところなんですけど、
この後すぐに行政書士の先生に連絡して急ぐようにお願いしてみま
「頼むよ。
僕もさぁ、
何としてもお客さんの目の前で床を上げなきゃならなくなっちゃっ
「それで、OHさん、
1万平米って、工場ですか?」
「いいや、倉庫。
倉庫と半分は作業場って感じかな?」
「倉庫ですか。良かった。
工場だと結構複雑ですからね。」
「図面とかあるからさぁ、
明日とかうちの事務所に来れる?」
「もちろんです。それじゃ、明日の10時でもいいですか?」
「ああ、いいよ。」
「それでは明日、詳細を教えてください。」
「ああ、それよりも、先ず早く登記してよ。」
「わかりました。この後、すぐ電話します。」
・
・
・
「すごいっ。いきなり1万平米か。」
私は大きく深呼吸をして行政書士の先生へ電話しました。