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2025.03.07ニッポン上げろ!

第474号(2024/2/28)プレゼンティーイズムとは?

※この記事は沈下修正の専門家アップコンの社長メルマガ〔ニッポン上げろ!〕のバックナンバーです。
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こんにちは!
コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。

 

「プレゼンティーイズム」は、
経営上大きなコスト損失を生む
ことがわかっています。
では「プレゼンティーイズム」とは何でしょうか?

「プレゼンティーイズム」とは
「欠勤には至っておらず勤怠管理上は表に出てこないが、
健康問題が理由で生産性が低下している状態」
を意味し、
WHO(世界保健機構)によって提唱されている概念です。
一方、「プレゼンティーイズム」に対して
「アブセンティーイズム」という言葉もあります。
「アブセンティーイズム」とは
「健康問題による仕事の欠勤」のことをいい、
要するに病欠のことです。

企業における健康関連総コストの中で
最も大きいのが「プレゼンティーイズム」です。
意外にも医療費等の直接的費用や
「アブセンティーイズム」によるコストの占める割合の方が低くなっています。

〔参考文献・関連リンク〕
東京大学政策ビジョン研究センター:
『東京大学政策ビジョン研究センター年報』(2016) 研究成果「コラボヘルスで健康関連総コストを可視化」

すなわち、体調が悪いまま、
パフォーマンスが低下した状態で勤務することは、
経営上大きなコスト損失につながっているということです。

「プレゼンティーイズム」の原因としては
例えば、

*頭痛や胃痛
*腰痛、肩こり
*眼精疲労
*食欲不振
*メンタルヘルスの不調

などがあります。
これからの時期は特に

*花粉症

も原因となります。

このような状態で業務を行えば、
効率悪化による生産性の低下や、
ケアレスミスによるトラブルを招くおそれがあります
みなさんにも心当たりがあるのではないでしょうか。
コロナ禍において、職場環境における健康管理は随分改善されてきました。
例えば、アップコンでは出勤時における発熱が37.5度以上だと
出社できないとか、コロナの疑いがあればキットで検査するとか、
様々なルールができました。
それでも「プレゼンティーイズム」は減りません。
私たちは小さいころから
「それくらいの風邪で学校なんか休んじゃダメ。」
と昭和の教育で育ってきました。
今、アップコンには平成の教育で育ってきた社員が
多数を占めていますが同じです。
勤勉は日本人の美徳と言われ、
私たちは多少の体調不良ならば学校や職場に向かいます。
それによって、学校では集団感染が起こり、
職場ではパフォーマンスが低下した状態で勤務することによる  
経営上の大きなコスト損失につながっています。

私自身、昨年は花粉症でかなりきつかった思いがあります。
なので、今年は早い時期から薬を飲むようにし、
今のところ花粉症による症状は出ていません。
一人ひとりが「プレゼンティーイズム」に
注意していくところから始めなくてはならないでしょう。
しかし、
「プレゼンティーイズム」は個人だけで解決できる問題ではありません。
従業員と会社が
「働きやすい環境」について改善し続ける必要があります。

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