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2016.03.15旧ブログ

模型制作物語 (前半) 【応急復旧工法】

こんにちは。 コンクリートを上げるから “アップコン” のココロです。

 

去る2月、パシフィコ横浜で開催された『震災対策技術展 横浜』 に、ウレタンを使った新応急復旧工法を紹介しました。

 

実演は多くの来場者の方に立ち寄って頂きました。

実演は多くの来場者の方に立ち寄って頂きました。

 

ウレタンを使った実演や、イメージ模型を展示。

予想以上に大盛況となりました。

 

クリック!!

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応急復旧工法デビューしました!~震災対策技術展に出展~

 

この展示会で大活躍していた、その『イメージ模型』

 

イメージ模型

イメージ模型

震災時に道路に発生した、段差をイメージした模型です。

実は、施工や調査に多忙な中、入社3年目の、学生時建築を選考し日頃模型作りをしながら勉強していた、技術ちゃんに制作を依頼。

限られた時間の中、一生懸命制作してくれました。

 

今日から、前半、後半と2回に分けて、技術ちゃんによる”模型制作物語” を紹介したいと思います。

 

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★☆ 模型制作物語 ☆★ (前半) 【応急復旧工法】

 

『震災対策技術展』が初参戦となる応急復旧工法。

年が明けた、1月のある日のことです。

徳島の現場から戻ると、プロジェクトのメンバーから突然、言われました。。

 

「展示会に飾る模型を作ってくれないか・・」

「段差や陥没が発生した、震災後の道路イメージ模型を!」

「サイズは、450mmx900mm。2週間で作ってほしい!!」

 

突然のことだったので、驚きましたが、模型は学生の頃よく制作していたので、快く引き受けました。

プロジェクトメンバーと、展示会担当者と一緒に、「どのように制作したらよいか・・」色々話し合いながら進めたのですが。。。

 

その工程をご紹介します。

お時間ある方は、是非お付き合い下さい。

 

1.ラフ画

みんなの完成イメージを一致させるため、最初に行ったのは、ラフ画の作成。

いたずら書きのレベルのものですが。。

 

道路面のレイアウト(イメージ)

道路面のレイアウト(イメージ)

模型の大まかなパーツ構造

模型の大まかなパーツ構造

 

このラフ画を参考にしながら、まずパーツ類の入手から制作をスタート。

今思えば、我ながらこんな大雑把なイタズラ書きでよく完成させたなあ・・と思います。

 

 

2.土台つくり

模型の土台を制作していきます。が、その前に・・

 

スタイロフォームをご存知ですか?

住宅などの断熱材に使用されているポリスチレンで、ホームセンターなどで購入できます。

このスタイロフォーム(以下、スタイロ)は、時に建築模型などにも使用されます。

(私は学生時代はよく使っていたのですが・・学校によるかもしれません^^;)

 

スタイロでつくった道路段差

スタイロでつくった道路段差

模型用の車を乗せてみると・・

模型用の車を乗せてみると・・

 

写真は、道路の面になるパーツです。

この段階で、段差を表現してみました。模型用の車乗せてみると、ほら何となくイメージが。。?

 

 

3.路面の制作

路面って、何を使えば再現できるのだろうか??

凹凸?ぼこぼこ?? ⇒ ざらざら ⇒ 紙やすりだ!!!

紙やすりにラッカーを使って白線を塗ってみました。

 

紙やすりにラッカーを使って白線を塗ってみました

紙やすりにラッカーを使って白線を塗ってみました

 

ご覧の通り、想像よりキレイにできました!

道路のセンターラインを示すために、この白線・黄線塗装の完了した紙やすりを敷き詰めてみると・・。

 

はまちゃん写真7a

 

こんな感じになりました。道路に見えてきたカナ^^

 

4.陥没部の再現

路面をキレイに仕上げたところで、ふと思い出しました。

「これは応急復旧工法の工法説明のための模型だ!」ということを。。

キレイに仕上げた路面を見ながら、建物も一緒に作りたかったのですが、思い直し、陥没に取り掛かりました。

 

土台のスタイロをくり抜くことで、陥没を再現しました。

 

はまちゃん写真8

 

はまちゃん写真9

 

くり抜いた箇所に紙やすりを合わせ、カッターなどで押し付け、穴を開ければ、陥没の完成です!

実は、模型用の車を置いたとき、この陥没に落ちる形で片輪がはまり込むイメージにしたかったのですが、車が軽かったので、紙やすり部をもう少し切るなど工夫をして、完成させました。

 

さて、前半はここまで。

道路の段差と陥没の土台は完成しましたので、これを更に道路っぽく装飾していくのですが。。

また、後半でご紹介します。お楽しみに。。