第47号（2021/2/5発行）コロナじゃないよ、コアラだよ！

昨年の今頃、オーストラリアでは2019年末から発生した大規模な森林火災によって、
オーストラリア国内の温帯広葉樹林及び混合林（ほとんどがユーカリの森）の約21％が焼失しました。
火災の被害を受けた土地は約97,000㎢だそうで、これは日本の国土の約1/4に相当します。

ご存知のようにオーストラリアには固有の生物が多く、
コアラもその代表的な動物の一つです。
そのコアラが昨秋から続いた森林火災によって犠牲になりました。

WWF（世界自然保護基金）の発表によると、死んだり、けがをしたりするなど
何らかの影響を受けたコアラが6万匹を超えるということです。

また、ニューサウスウェールズ州議会の調査委員会は、
コアラ生息地の2割以上が深刻な打撃を受けたとして、
政府が介入しなければ
2050年までに州内から野生のコアラがいなくなると警告しました。 

さらに、州環境相は、

「コアラはオーストラリアを象徴する、世界的に認識されている動物であり、
この国の宝だ。新たな世代を保護するため、できる限りのことをする」

と話しました。 

  
私たちアップコンはCSRの一環として世界で唯一のコアラ専門病院である
ポートマッコーリーのコアラ病院へ寄付することを決めました。

2020年、1年間かけて社員・役員によって集まった寄付金は総額￥160,339。
（内訳は寄付金として￥79,259、健活ポイントから￥42,578、会社から￥38,502）
2,000オーストラリアドルです。
この＄2,000AUDをコアラ病院のCONSERVATION FUNDへ寄付しました。
この寄付金はコアラが食べるユーカリの葉を確保するために、
コアラ病院から約10km北にある230エーカー（約93万㎢）の
ユーカリの林の保全に使われます。 

先日コアラ病院のホームページにアップコンの名前が掲示されました。
 

現在、新型コロナウイルスで海外渡航できない状況ですが、
早く安全が確保されてオーストラリアへ行き、
コアラ病院へも行ってみたいです！