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2021.03.26ニッポン上げろ!

第61号(2021/3/26発行)「銀行口座が作れない!」その1

※この記事は沈下修正の専門家アップコンの社長メルマガ〔ニッポン上げろ!〕のバックナンバーです。

 

こんにちは!
コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。

前回→3/23配信号 オーストラリア大使館にて

 

4月2週目の水曜日の朝
私は紀尾井町の弁護士事務所にいました。

外資系会社を設立するために、私が何をしたらよいのか?

弁護士事務所は何をお手伝いしてくれるのか?

そしてそれに掛かる費用はどれくらいなのか?

  
K先生とアシスタントのIさんは丁寧にわかりやすく説明してくれました。
私の頭の中はすっきりと整理され、
  

「さあ、やろう!」

  
というやる気に満ち溢れていました。
しかし、一つだけ問題が。 

 
費用です。

結構高い。

オーストラリアでは数万円の費用だったのに・・・。
もちろん日本とオーストラリアの物価の違いとか、
紀尾井町にある弁護士事務所だからとか、
オーストラリア大使館も顧客である弁護士事務所であるとか、
様々な理由が重なり合っているのは分かります。

これは電話やファクスで”彼“に
この弁護士費用を理解してもらうのは難しいと思い、
一旦、持ち帰らせてもらうことにしました。 

その日の午後、丸の内にあるS社のバーチャルオフィスへ行きました。
ここはオーストラリアを発つ前から訪問しようと計画していたところです。

 

S社はシドニーに本社があり、
世界最高水準のサービス付きレンタルオフィス、
バーチャルオフィス、会議室を提供するビジネスをしています。

今から20年前、日本ではバーチャルオフィスという考え方はまだ新しく、
会社を設立するためには何処かしら事務所スペースを借り、
その住所を事務所の所在地として登録することが一般的でした。
そのために初期投資がかさみ、起業するハードルが高くなっていました。

バーチャルオフィスは、私のように先ず一人で起業しようという人にとっては
とても好都合なものです。
会社の登録された所在地は一等地や駅前であり、信頼性が高まります。

郵便物の引き取り、電話・ファクスの転送サービスがあり、
オフィスにこもらず外で営業活動ができます。
また、執務スペースとして使いたい時には使うことができます。
さらに、来客時には人数に応じたスペースのミーティングルームを借りることもできます。

特にS社は外資系会社ということもあり、スタッフがみんなバイリンガルで
通訳・翻訳サービスなどもオプションでありました。

私は一通りの説明を受け、資料をもらい、

「GW明け頃に再来予定です。」

と告げてその場を離れました。
1か月のサービス料金も基本料が最低1万円からとリーズナブルだったため
その日の夜に”彼“からの電話の際説明し、OKの承諾をもらうことができました。 
会社はまだ設立されていないけれど、
その会社の登録所在地はほぼほぼ決まりというところまで来ました
次のステップはメインバンクを決め、銀行口座を作り、
オーストラリアから資本金の1,000万円を送金してもらう準備にかかります。

  
私は弁護士事務所が準備した
外資系会社設立のために必要な資料を持ち帰るために
一旦、シドニーへ戻ることにしました。

そして、“彼”が署名した資料を持参し、GW明けに再来日しました。

  

  

  


 「銀行口座が作れない!」

怒りの日々が始まりました。

 

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