こんにちは! コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。 |
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似て非なるもの(故事ことわざ辞典より) 【意味】 似て非なるものとは、一見似ているが、本質は異なるもの。 いかにも道理に合っているようだが、正しくないもの。 まがいもののこと。 だそうです。 孟子の言葉で、 「似て非なる者を悪む。ゆうを悪むは其の苗を乱るを恐るればなり (外見は似ているが本物とは異なるまがいものをにくむ。 田んぼに生えている雑草のはぐさを憎むのは、 穀物の苗に似ていて紛らわしいからだ)」 に基づく。 だそうです。 孟子は(紀元前372年?―紀元前289年?) 「孟母三遷」ということばは有名ですね。 孟子が「似て非なる者を悪む。」というように 私たちは昔から、にせもの、まがいものに だまされ、悩まされてきているのだということがわかります。 先週末、 「床にアップコンが施工した後の孔を埋めた後を見つけました!」 「ひとつ見つけたので他にもあるだろうと、 次の孔は3メートルも離れていましたよ!」 「その後も床を見続けてみましたが、 だいたい3メートルから4メートルくらいの間隔 でした。」 「アップコンはメーターピッチで削孔・ 「床は少したわんでいましたよ。カートも勝手に動きました。」 |
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ご連絡ありがとうございます。 アップコンは1メートルピッチで削孔・注入を行っています。 なぜなら、 床全体の荷重を、 ところが、注入ピッチを飛ばしてしまうと、 コンクリート床下にウレタン樹脂が入っているところと ウレタン樹脂が入ってなく、 発生してしまいます。 このような状態を放置しておくと再沈下が起こる原因になりやすい 注入ピッチを飛ばして沈下修正を行った場合の再沈下には2パター 先ずは、地盤に接していない部分、 離れた地点のウレタン樹脂が入っているところを支点として再沈下 次に、ウレタン樹脂が入っているところも、 余分に地盤へ伝えなくてはいけないので再沈下し始めます。 例えば100㎡の床に100トンの荷重がかかって、 経年によって沈下したコンクリート床があります。 この100トンの荷重は直下の地盤に1t/㎡で伝わっています。 ところが直下の地盤が1平方メートル当たり 1トンの荷重に耐えられない軟弱地盤だった場合、 地盤は圧密沈下し、同時に床も沈下していきます。 しかし、圧密沈下した地盤は経年によって、 ちょうど、 軟弱だった地盤が圧密沈下の進行によって、 平米1トンの荷重とバランスが取れた状態になりました。 このような状態から、 沈下したコンクリート床を押し上げ水平にしたとき、 100㎡の床に100トンという荷重が変わらなければ、 コンクリート床下の地盤は平米1トンの荷重を支えられる地盤に変 再沈下のリスクが非常に低くなります。 アップコン工法ではこの100㎡ 建物の設計時の状態(1t/㎡)を保つことができます。 それでは、もし、注入ピッチが1メートルを大きく超え、 床下に新たな空隙ができてしまった状態ではどうなるでしょうか? 100㎡のコンクリート床下には半分の50平方メートル分だけ ウレタン樹脂が充填され、残りは空隙がある状態です。 100トンの荷重は50平方メートルの床から地盤に伝わっていく ということは、直下の地盤に2t/㎡ せっかく、経年の圧密沈下によって1t/㎡ 今度は2t/㎡の荷重がかかることになってしまいました。 これによって圧密沈下が再び2t/㎡ これが再沈下です。 「たかが注入ピッチ、されど注入ピッチ」 アップコンが注入ピッチを1メートルにするのは、 再沈下のリスクを極力低くするという理由があります。 だって、せっかくコストをかけて沈下修正したのに 数年で再沈下してまた沈下修正のやり直し、なんて嫌ですよね! 注入ピッチが1メートルを超えている現場を見かけたら、 これはアップコンとは似て非なるものと思ってください。 |