※この記事は沈下修正の専門家アップコンの社長メルマガ〔ニッポン上げろ!〕のバックナンバーです。
こんにちは!
コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。
前回の続きです↓↓
「銀行口座が作れない!」その1
GW明けの5月中旬、
再来日した私は外資系会社設立のために動き回っていました。
先ずは“彼”が署名した資料を紀尾井町の弁護士事務所へ持参します。
そして、その足で事務所の所在地として登記しようと計画している、
バーチャルオフィスへ行きました。
まだ事務所は正式に登記されていないため、
仮契約という形でデポジットを支払います。
ここまで予定通り、順調です。
さて、次は銀行口座開設です。
株式会社の資本金として日本円1,000万円が
私の個人口座にオーストラリアの”彼“の会社から送金されています。
1,000万円という大金を
キャッシュ、しかも飛行機で持ち運ぶわけにもいかず、
”彼“は私を信用して(?)、私の日本にある個人口座へ送金してくれました。
私の銀行口座は外貨に強いといわれている銀行の渋谷支店でした。
そして、事務所予定地から最も近いところにある銀行も、
同じ銀行の丸の内にある支店です。
たまたまですが、これはとっても好都合なことで、
丸の内の支店で私の口座から1,000万円引き落として、
新しく開設する外資系会社の口座にそのまま入金すれば
私はキャッシュに触れることなく新口座への入金が完了します。
少しでも疑われるようなことはしたくないですものね。
その日の午後、銀行へ到着です。
ATM側の入り口から店舗内へ入ると、
女性の“何でも相談員”のような人が近づいてきました。
私は新しい銀行口座を開設したいこと、
その口座に私の口座から1,000万円を移したいこと、などを手短に説明しました。
普通は、
「それではこの申込書に記入して番号を呼ばれるまでお待ちください」
とくるところですが、相談員は、
「少しお待ちください」
と言ってカウンターの一番端で別の行員と話し始めました。
しばらく経って話が終わった相談員が戻ってきました。
「申し訳ございませんが、当行ではお取り扱いができません。」
「えっ?何で?」
「申し訳ございません。」
「新しい口座を開設するだけですよ。」
「申し訳ございません。」
「理由を説明してくださいよ。」
「申し訳ございません。」
・ ・ ・
「申し訳ございません」しか言わない相談員と話をしていても何も事態は進展しないので、
私は先ほど相談員の人が話をしていたカウンターまで行きました。
すると相談員が
「お客様、お帰りください!」
周囲で順番を待っている人にも聞こえるような大声で私に注意します。
私は何も悪いことをしていないのに、何でそんな言い方を。
結構恥ずかしい思いです。
それでもカウンターから動こうとしない私を見て
先ほど、相談員と話をしていた別の行員が慌てて近づいてきました。
相談員は別の行員に状況を説明した後、
本来の仕事をするために入り口の方へ移動していきました。
私は相談員が正確に私のリクエストを伝えていないのだろうと思い、
もう一度最初から状況を詳細に別の行員に伝えました。
行員はしっかりと私の話を聞き、
「少々お待ちください」と言って店舗の奥へ行き、
さらに別の行員と何やら話をしています。
別の行員が戻ってきました。
「申し訳ございませんが、当行ではお取り扱いができません。」
「エ~っ!どうしてですか?」
「実は・・・。」