※この記事は沈下修正の専門家アップコンの社長メルマガ〔ニッポン上げろ!〕のバックナンバーです。
こんにちは!
コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。
「銀行口座が作れない!」その1
「銀行口座が作れない!」その2
「実は・・・。」
銀行のカウンター越しに行員が話し始めます。
「オーストラリアの代表の方、
「それは無理でしょう。だから私が“彼”の代わりにオーストラリアから来ているんです。
「これから設立するご予定の日本法人は“彼”
「そうですけど、私がその日本法人の代表取締役になる予定です。
「ですが、
「それはそうです。
その設立のために会社名義の銀行口座へ資本金として1,
「そのためには、先ずはご本人様に当行まで来ていただいてお手続きしていただく必要があります。」
「いえいえ、そんなこと言っていたら外資系の日本法人なんて設立できないのではないですか?」
「しかし、当行ではご本人様にお越しいただくことが決まりになっ
「おかしいですね。
それではほかの外資系の会社もみんな本社から代表取締役が来日し
「ほかの会社様のことは存じ上げませんが、ご本人様にお越しいただくことが当行の決まりですので。」
「お金を借りたいと言っているのではなくて、
「申し訳ございませんが他行でお取引をお願いいたします。」
「他行だったら口座開設できるんですか?」
「それは存じかねます。」
カウンターの奥では他の行員も立ち上がって、
何かあったらすぐ間に入ろうという体制をとっています。
行内のロビーでも順番待ちの人々が、自分の順番が来る間、興味本位で聞いています。
「そうですか。この支店が一番便利な場所にあるので、
ここで口座を開設したいと思っていたのに残念です。」
「申し訳ございません。」
私はここでの口座開設をあきらめ、銀行を出ることにしました。
出る間際、最初の相談員が近づいてきて一言、
「申し訳ございませんでした。またのお越しを。」
ムカーッ!二度と来るもんか!
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その日の夜、私はオーストラリアの“彼”へ
今日の出来事を電話で報告しました。
「大丈夫です。銀行はまだまだたくさんあるから。
明日、他の銀行へ行って口座開設してきます。」
そして翌日から私にとっての”死のロード”が始まりました。