※この記事は沈下修正の専門家アップコンの社長メルマガ〔ニッポン上げろ!〕のバックナンバーです。
こんにちは! コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。 |
もう一つ、 東京のバーチャルオフィスに本店を置くことは決まりましたが、 今後の活動を考えるとあまり良い選択ではないようにも思えてきました。 なぜかというと・・・ 確かに、東京には多くの企業が集まっているので 営業回りをするには効率が良いように思えます。 ところが、沈下修正が必要な建物は実は東京には少ないのです。 それは、オーストラリアでも同じでした。 大都市シドニーではほとんど施工物件がなく、 その周辺の工業団地で私たちは毎日施工を行っていたのでした。 当然ですね。 大都市では土地を有効活用するために高層ビル化して、 杭を支持地盤まで打ち、さらに地下まで利用するため床は構造床にするのが定番です。 このような建物は床が沈下することはありません。 ところが、郊外へ行くと建物の外周には杭が打たれているものの、 建物内は広い土間コンクリート床構造の平屋建てという工場・倉庫・店舗が多くなります。 土間コンクリートの床とは、固定荷重や積載荷重を直接地盤へ伝える床のことを言います。 ですから、その直下の地盤が軟弱であれば荷重が軟弱地盤へ伝わり、 地盤が圧密沈下し、土間コンクリート床は地盤と一緒に沈下していきます。 東京駅近くの住所を本店所在地にしたものの、 現場(お客様)がもう少し近くにあるほうが、 今後のビジネス展開には効率よいのではないかと考えるようになりました。 そこで、新たにビジネス展開をするための拠点探しが始まりました。 大都市だけれど郊外には工場・倉庫・店舗が多くある都市はどこか? 東京以外の大都市と言えば 横浜?大阪?名古屋?京都?福岡?神戸?札幌?仙台?広島?さいたま?・・・ 今、また考え直すことができるのなら、 もしかしたら大宮に事務所を置いていたかもしれません。 しかし、その当時の私は、それぞれの都市のメリット・デメリットを考えた末、 名古屋と福岡に絞って現地へ視察しに行くことに決めました。 ここまでの経過もすべて“彼”へ報告し、了承をもらったうえでの行動です。 先ずは新幹線で東京から名古屋へ行くことになりました。 |
・・・次号に続きます。 |
P.S. 先週末、東京の大規模接種会場でワクチン接種してきました。 地下鉄大手町駅で下車すると、どこを見ても「最寄り出入口c2b→」のサインが。 |
また、いたるところに案内の人が立っています。 道に迷いようがないほど案内は徹底されています。 接種会場である大手町合同庁舎ビルへ入ってから、種々の手続き、接種、15分の安静を経て、 ビルから出るまでに30分もかかりませんでした。 |
ものすごくシステマチックで、久しぶりにニッポンの力強さを感じることができました。 この調子でオリンピックも成功させてほしいものですね! |