※この記事は沈下修正の専門家アップコンの社長メルマガ〔ニッポン上げろ!〕のバックナンバーです。
こんにちは! コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。 今日のメルマガは<アップコン起業秘話>、 |
福岡に事務所を作ろう!
と思った私ですが、その時 「福岡に事務所を作ることのメリットはこれだ!」 というものは何も具体的には考えていませんでした。 福岡城の天守台から周囲を眺め回した時、 何かを感じたから?としか説明が付きません。 この地に、福岡城を築城しようとした黒田長政はもちろん時間をかけ、 綿密な調査・計画の上で名島城を廃し、福崎丘陵を新城地に選定したことでしょう。 しかし、当時の私は 「東京より福岡の方がいいな。名古屋より、福岡の方がなんかいいな。」 くらいのインスピレーションによってこの地を決めたことになります。 東京と名古屋と福岡と、 事務所を開設して営業地点にするにはどこが適地だろうか? という目的の視察はあっけなく終了しました。 しかし、その最終決定権はシドニー本社の“彼”にあります。 “彼”がOKを出さない限り福岡には決定となりません。 そのために私はいろいろな理由付けを考えることになりました。 ・ ・ ・ 実は私は同じようなことを11年前にもやっていました。 1988年5月、 私はニューヨークのプラットインスティテュート大学院を卒業後、 設計事務所で半年ほど働いていました。 その後渡豪し、1989年1月1日からオーストラリア・シドニーの 設計事務所で働くことになるのですが、そのためには就労ビザが必要となります。 1年目は会社が取ってくれたビジネスビザ(1年有効)で働きました。 2年目はそのビジネスビザを1年延長して働きました。 当時のオーストラリアで働くために必要な就労ビザは ビジネスビザ(最長2年有効)かパーマネントビザ(永住権)の2パターンでした。 そのため私は2年目のビジネスビザの有効期限が切れる前に 1か月の休暇を取ってニューヨーク2週間、東京2週間の旅行をしました。 (入社2年目で1か月の休暇を取れるのもオーストラリアならでは、かな?) 目的は今住んでいるシドニーと留学時代を過ごしたニューヨーク、 そして学生時代を過ごした東京の3都市を 自分の価値観に合わせてどこがベストな街であるかを比較してみようという旅行です。 季節はシドニーが春、ニューヨーク・東京が秋という移動しやすい、 暑すぎず寒すぎずの時期を狙って旅行しました。 自分が過ごした街を再訪するのはセンチメンタルになりがちです。 しかしこの旅行は、将来自分が住むには どの都市がベストであるかを決めるという目的のある旅行です。 自分なりにチェックポイントをいくつか決めて採点しながら旅行してみました。 主なポイントとして、仕事、生活、環境について比較してみました。 (この後は松藤の主観が大幅に入っていますのでご了承ください) |
仕事については断トツでニューヨークです。 ◎特に仕事ができる人にとっては最高の環境ではないでしょうか。 シドニーは一生懸命仕事するという人はごく一部のようで、 終業時刻になったらみんな急いで家路につきます。△ 東京は逆に、残業が多く、就業後も付き合いがあるというイメージでしょうか。 でも効率よいところもたくさんありますね。〇 生活はシドニーがNo.1ですね。◎ 物価は安いし、ファミリ―を第一に考えて行動する 生活スタイルは素晴らしいと思いました。 G’day mate! グッダイマイト!もフレンドリーだし。 それに比べてニューヨークと東京の物価は当然高いです。△ そして人々は絶えず競争している感じ。疲れている人も大勢いるようです。 環境はこれもシドニーが断トツですね!◎ 何といってもオーストラリア国家が国を挙げて環境問題に取り組んでいるせいか 本当に青い海、青い空が広がっています。 そして交通もすごく便利。 さらにスポーツ好きには最高の環境が整備されています。 ニューヨークもお金次第ではその環境を手に入れることはできるかもしれません。〇 東京では結構難しいでしょうね。△ というようにシドニー、ニューヨーク、東京とそれぞれの都市を比較してみて、 自分が今後住む街、生活する街、仕事する街を決めた結果 シドニーが総合で◎となり、 その後も2002年まで約13年と3か月ほど生活することになったのでした。 ・ ・ ・ さて、“彼”からOKをもらうためには何といったらよいのやら・・・。 |
P.S. 8/13発行・メルマガ第101号の問題を覚えていますか? |
アップコンのエンブレムにある47の矢印の1番上の矢印が特別な色になっています。 さて、それは47都道府県の内、どの都道府県でしょうか? でした。 それでは正解は? ・ ・ ・ ・ ・ あなたの県(都道府県)です! |