※この記事は沈下修正の専門家アップコンの社長メルマガ〔ニッポン上げろ!〕のバックナンバーです。
こんにちは! コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。 第127号(2021/11/12発行)続・福岡事務所の続きです。 今までのまとめはこちら。 「No Worries」か。 ノ―ワーリーズとかノープロブレムとか 都合の悪い時に都合良いように使う言葉だな。 私は“彼”との長い電話を切った後しばらく考えていました。 確かに“彼”が言ったように半年後とか1年先2年先のことなんか あまり真剣に考えてはいなかった自分がいます。 というか、“彼”の言うとおりに沈下修正の技術をマスターして “彼”の言うとおりに営業の仕方を覚えそして“彼”が望むように日本へ進出してきたのでした。 だから目先のことだけに集中して行動してきました。 次は何をする? 事務所を構える準備をする。 その次は何?そしてその次は?というように。 ・ ・ ・ “彼”の場合は違いました。 3年後には投資分を回収をするということを最初から決めていたのでした。 3年先の日から逆算して、 いつまでにどのレベル、どのような状況になっていなければならない ということをしっかり計画していたのでした。 電話でもっと詳細を聞けばよかったな、と後悔しています。 ですが、これからは日本法人の代表として、 私自身が考えて行動していかなくてはいけないのだと考えが切り替わってきました。 2003年にはこの沈下修正の事業はどうなっているのだろうか? 順調に顧客を増やし、売り上げを上げているのだろうか? 起業した会社の9割は1年以内に潰れると言われているように、 日本法人は閉鎖しオーストラリアへ撤収してしまうのだろうか? 今まで“彼”の指示に従って行動していた私が、 初めて真剣に“彼”の会社のことを自分の会社のことのように考え始めるようになってきたのでした。 翌日、私は再び不動産巡りを開始しました。 今度はオフィススペースではありません。 居住用のスペースです。 コスト、時間、将来に対するフレキシビリティなどを総合的に考えてみると 今は私が「オフィスに住む」という選択に行きついたのでした。 条件が決まれば物件探しもスピーディ―です。 博多駅と天神のほぼ中央にある住吉神社に隣接するマンションが空いていました。 博多駅からも天神駅からも徒歩で7~8分という便利なところです。 部屋は13階建てのマンションの12階に位置します。 “彼”の言う2ベッドルームではなく2DKのスペースですが、 その1部屋を私の居室にし、1DKの部分はオフィスとして使用することにしました。 居住感が出ないようにするためDKのエリアにも 私物は一切置かないようにすることにしました。 キッチン道具もなく、 テーブルとイスそしてオフィス家具があるだけの殺風景な居室です。 ここからいよいよ日本初の沈下修正の施工が始まっていきます。 |