※この記事は沈下修正の専門家アップコンの社長メルマガ
〔ニッポン上げろ!〕のバックナンバーです。
第129号(2021/11/19発行)
2階の床を上げてください!!!
こんにちは! コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。 |
8月も終わりの頃、 関東地方の食品製造工場からお問い合わせがありました。 「はい、アップコンです。」 営業担当者が電話に出ます。 「工場の床が下がって困っているのですが。」 「お問い合わせありがとうございます。 場所はどちらですか? 面積はどれくらいですか? どれくらい下がっているかわかりますか?」 と、テンポよくお困りの物件についての質問をしていきます。 一通り簡単な質問が終わりかけようとした頃、お客様が、 「実は、これ2階の床なんですけど・・・。」 |
「エ~っ! 2階ですか?」
担当者の声が大きくなりました。
「アップコンは地盤に接している1階の土間床の沈下修正をしているのですけど・・・」
「2階の床を上げてください!!!」
祈るようなお客様の声に担当者は耳を傾けます。 ・ ・ ・ もちろん2階の床はコンクリートでした。 しかし、食品製造工場の特性で、 コンクリート床の上に断熱パネルとステンレス板が覆いかぶさっているとのこと。 おそらく経年劣化で断熱パネルが痩せ、 床の傾斜、不陸が発生したらしいというお話でした。 この工場内では台車で100~200キロの製品を従業員が移動させているのですが、 移動の度に台車が勝手に滑ったり、 ひどいところではステンレス板が台車の重みで沈み込んだりして、 大変危険な状態だということです。 さらにお話を伺うと、 以前、この問題を建設会社に相談して、 ステンレス板の沈み込みを軽減するためにアンカーで固定するようにしたそうです。 ところが逆に床の傾斜は大きくなり、 凹凸ができて台車の車輪が引っかかるようになり 問題は解決できないままになっているということでした。 製造スケジュールの都合で工場は最長2日間しか停止できないこともあり、 どの建設会社からも“工事はできない”と断られ続けてきたそうです。 他のウレタン施工を行っているという会社にも相談したところ 「2階の床」と説明した途端、 「対象外、出来ません。」と一言。 それでも「とにかく一度現場を見てほしい」と頼んでも 「現場確認も無駄なので行けない。」という冷たい対応をされたということでした。 アップコンへはそのような状況の中、 「ダメ元かもしれないけれど」と思いながら連絡してきたということでした。 お客様の話を聞き終えると、アップコン営業担当者は説明します。 「沈下でお困りの人や会社を助けるのがアップコンのミッション。 先ずは現地を見させてもらってアップコンで施工できるかどうか判断したいと思います。 もし、アップコンで対応できないような場合でも何らかの方法をご提案できると思います。」 その後、工場を訪問、現場を確認したのち お客様の問題をアップコン社内へ持ち帰ってきたのでした。 |