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2022.01.21ニッポン上げろ!

第147号(2022/1/18発行)See ya, mate!

※この記事は沈下修正の専門家アップコンの社長メルマガ〔ニッポン上げろ!〕のバックナンバーです。

こんにちは!
コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。

第128号(2021/11/16発行)続・続・福岡事務所の続きです。
【アップコン企業秘話】今までのまとめはこちら。



2001年12月31日
私はシドニーで年末年始を過ごしていました。  

大晦日のハーバーブリッジでの花火大会を見るのも
もしかしたら最後かもしれません。


2002年
今年は新会社の勝負の年となります。  


昨年、会社を設立し、事務所も構えたとはいえ何も実績はありません。


  
“彼”にとって日本進出は投資です。
3年で投資分を回収するという”彼“の計画にとって
2002年は重要な1年であるはずです。
そして、それは私自身にとっても重要であることには変わりありません。  


この沈下修正のビジネスに魅せられ、
自ら経営する建築設計事務所を閉じ、不退転の覚悟で取り組んでいます。  
しかし、”彼“の会社からの報酬は、
自ら稼いでいた設計事務所の時の3分の1くらいの少なさです。  


私にも家族がいます。  

家族に心配・苦労をかけないようにするためにも
沈下修正の仕事を必ず成功させなくてはなりません。  

以前、オーストラリアの国章に
カンガルーとエミューが描かれていることをお話ししました。

どちらの動物も前へ前へと進んでいく動物です。
  


2002年の年が明け、
私はもう一度、気持ちを新たに前進していこうと決意しました。  


  

  

  
「決意」  
決意とは重大なことがらについて自分の考えをはっきり決めること。
また、その考え。(出典 精選版 日本国語大辞典)  
   


私の決意とは
「日本へ帰ること」です。

それも私一人ではなく、家族全員で。
私と妻と子供2人で。  

私がシドニーへ来て15年目になりました。 

その間、オーストラリア永住権も取り、事業も成功し、
多くの友達もでき、オーストラリアライフを満喫していました。  
しかし、前へ進むためにも、
日本へ両足をつけてしっかりとビジネスに取り組まなくては成功しないと思いました。  

日本とオーストラリアを行ったり来たりしながら片足ずつつけているようでは
どちらも宙ぶらりんとなって決して成功は覚束ないのではと思いました。  
   


最初に行ったことは引っ越しの準備です。  

子供の学校のこともあり、1月にすぐ転校というわけにもいかず、
4月の入学の時期に合わせてスケジュールを調整しながらの引っ越しです。

  
第1段階として現在のキャッスルクラッグの一軒家から
キャマレイのサービスアパートへまず引っ越しました。 
この段階で多くの荷物を手放しました。
ほとんどの家具、家電製品、洋服、本などほぼすべてです。
これから1~2か月生活するために必要な最低限のものだけ残しての生活です。  
   


1月中旬のとある日の夕方、
“彼”が突然キャマレイの私たちが住むサービスアパートを訪問してきました。

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