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2022.02.04ニッポン上げろ!

【社長メルマガ】第19期末において

※この記事は沈下修正の専門家アップコンの社長メルマガ

〔ニッポン上げろ!〕のバックナンバーです。

第150号(2022/1/28発行)

第19期末において

こんにちは!
コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。



ガソリン価格が高騰しています。  


およそ13年4か月ぶりの水準で
1リットルあたり170円を超えたとニュースがありました。
地域によって価格のバラツキは多少あるでしょうが
以前より高くなっていることは事実です。  

中東の石油施設の爆発・火災やウクライナ情勢、
そしてポストコロナの経済状況を踏まえ原油高、資源高になっています。  
   



原油価格の上昇はガソリン価格のみならず、
私たちの日常生活に大きな影響を及ぼしています。
  
日頃ネットショッピングしている私は
いつも宅配業者にお世話になっています。
その物流業界では荷物の輸送に軽油などの燃料を使用しています。  

タクシー会社はLPガス、
クリーニング会社も重油を使ってボイラーを動かし、
アイロンがけの蒸気や衣料品の乾燥に使用しています。  

年末恒例の大間のマグロ漁の船長さんも
燃料費を抑えるために漁の回数を半分に減らしていると言っていました。  

さらに、大手化学メーカーの間では、
プラスチック素材などを値上げする動きが相次いでいます。  
   



アップコンが使用している硬質発泡ウレタンも石油製品です。  

ウレタンはポリウレタンと呼ばれ
ポリオールと呼ばれる化合物とポリイソシアネートと呼ばれる化合物を反応させて作られます。  
これら石油由来であるポリオールとポリイソシアネートを主原料とし、
さらに触媒・整泡剤・発泡剤・架橋剤と呼ばれる4つの副原料があります。  

触媒はポリウレタンの反応を調整する役割があります。
  
整泡剤はポリウレタンフォームを製造する際の泡の状態を調節する役割があり
界面活性剤が使用されています。  

発泡剤は発泡させるための材料で
水やオゾン層破壊のないHFC化合物類が使用されています。  

以前はフロンガスが使用されていましたが、
現在は地球温暖化係数(GWP)が低い材料に代わっています。  

アップコンは会社設立以来ウレタンにはフロンを一切含んでいません。  

最後に、架橋剤は製品の物性を向上するために用いられています。  

その他に用途・目的によって
難燃剤、充填剤、着色剤、安定剤、離型剤等が加えられます。  
   



現在、ウレタン業界では原油価格高騰の影響もさることながら
発泡剤の製造元である米国ハネウエル社の工場が
昨年8・9月と2度にわたりハリケーンの被害を受け生産を停止し、
日本への供給量が大幅に落ち込んでいるという問題が生じています。  

さらに、世界的な資材不足を受けて主原料のポリイソシアネートが品薄状態。
難燃剤は中国の電力不足で生産設備が停止し、入手困難という状態が続いています。  
   


このような状況下において
アップコンは国内材料メーカーのご協力により
ウレタンの価格を2008年より10年以上据え置いてきています。  

これからも様々な対応策を講じながら
皆様に国産の安全な材料を使用して品質の高いサービスをご提供していく所存です。  



2022年2月1日より
アップコン株式会社第20期がスタートします。  

沈下修正の専門家として
皆様のご期待に応えられるようますます精進してまいります。  





これからも引き続きよろしくお願いいたします。

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