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2022.02.25ニッポン上げろ!

第157号(2022/2/22発行)Hさん

※この記事は沈下修正の専門家アップコンの社長メルマガ〔ニッポン上げろ!〕のバックナンバーです。



 

こんにちは!
コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。

今回は【アップコン起業秘話】の続きです。第二部スタート!


【アップコン企業秘話】今までのまとめはこちら。



2002年2月
私は福岡にいました。  

昨年7月に会社登記してからすでに7か月が経っています。
“彼”は投資金額を3年で回収すると言っています。
何も動かなければ投資金額は膨らんでいくばかりです。

すでに家賃は発生しています。
もちろん私の人件費も発生しています。
そして、これからいろいろな備品も必要となってきます。  

とにかく、最初の受注を取るまでは
ありとあらゆる角度から営業していかなくてはなりません。
実績を0から1にすることは大変なことです。  

 昨年、事務所探しをしている最中にジェトロの福岡事務所を訪問していました。

ジェトロとは独立行政法人日本貿易振興機構のことを言い
Japan External Trade Organization の頭文字をとってジェトロと呼びます。

ジェトロは日本の貿易の発展・拡大のために活動している機関ですが、
他方、海外企業に日本のマーケット情報を提供したり、
日本に誘致したり、日本へ投資してもらうための機関でもあります。  

当時の日本は大幅な貿易黒字だったため、
ジェトロは海外企業の日本誘致に積極的に取り組んでいました。  

そして、シドニーで私に沈下修正事業を紹介してくれた
オーストレード(オーストラリア貿易投資促進庁)も
積極的に企業の海外への展開をサポートしていました。  

オーストレードの紹介でジェトロを訪問したこともあって
アドバイザーであるY氏からいろいろなアドバイスを頂くことができました。  

Y氏からは福岡市内の印刷会社を紹介してもらいました。  

紹介された中央区にあるC印刷ではリーフレットと名刺を作ることになりました。
基本の営業ツールです。  

なぜパンフレットではなくリーフレットなのかというと
オーストラリアの本社でもリーフレットのみで営業していたからです。
両面カラー印刷されたA4サイズを3つ折りにすることによって
リーフレットになります。  

リーフレットは封筒にいれて郵送もできるし、
そのままポスティングもできる優れものです。  
コストも最小限に抑えることができます。

本社で使われているリーフレットを和訳し、レイアウトを修正。
紙質、色合わせ等を経て、
何度もC印刷の営業部のHさんとやり取りしながら
数週間かけてリーフレットが完成しました。  

パソコンでレイアウトしてデータを送って印刷してもらう
というような時代ではありませんでした。  

このやり取りを通してHさんとはお互いに意気投合するようになりました。 

Hさんは福岡市出身で私より10歳ほど年下です。
地元福岡の情報を彼から得られたことは私にとっての大きな財産となりました。

そのHさんに連れられて中洲のあるクラブへ行くことになりました。  

2002年2月22日
金曜日最初の事件が起こったのです。



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