※この記事は沈下修正の専門家アップコンの社長メルマガ〔ニッポン上げろ!〕のバックナンバーです。
こんにちは! コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。 今回は【アップコン起業秘話】第157号(2022/2/22発行)Hさんの続きです。 第一部まとめはこちら 当時Hさんは30代前半でした。 生まれも育ちも福岡市内で大学までずっと福岡で生活してきています。 そして、就職先も福岡市内のC印刷です。 C印刷はHさんの親戚が経営している会社です。 私は父親が仕事の関係で転勤が多く、私も一緒に転校していたため、 地元という言葉には少し憧れます。 Hさんの明るい人柄のせいもあって、Hさんは多くの友達がいます。 そういう意味では地元福岡では少し名の知れた人でもありました。 Hさんの紹介で営業のアポイントが取れるというようなことも多々あり感謝しています。 仕事が終わってHさんと合流した私は、一緒に鉄なべのお店へ行きます。 鉄なべ 知っていますか? 博多名物の一口サイズの餃子です。 餃子を焼いた鉄鍋ごと餃子が出てきます。 そして、その餃子が小っちゃい。でも、皮はパリパリ、中身はジューシー。 Hさんと私は生ビールを飲みながら、各々2人前注文し平らげます。 |
鉄なべの店を出ると外はすっかり夜。 一緒に中洲へ飲みに行くことになりました。 Hさんが何度か行ったことのある店です。 私たちは1~2時間楽しくお酒を飲んだ後お開きにしました。 翌日の土曜日、新幹線で博多駅から川崎の実家へ戻りました。 土・日と実家に泊まり、月曜日の夜には再びシドニーへ戻る予定です。 夕方、荷物の整理をしていると、大変なことに気づきました。 |
パスポートが 無いっ!
私は慌てて身の回りの物を調べなおします。 と言っても私の持ち物は スーツケース1つ、ブリーフケース1つ、セカンドバッグ1つだけです。 これらの中に今回の日本出張中の着替えや、 書類そして航空券等の貴重品が入っています。 パスポートはいつもセカンドバッグに入れて持ち歩いていました。 すべてのバッグの中を探してみてもパスポートだけ見つかりません。 冷や汗が・・・。 シドニーから日本へ帰ってきた時は当然パスポートはありました。 だから入国できています。 日本帰国時からの足取りをもう1度振返ってみました。 そして最後にパスポートを見たのは、 Hさんと昨晩行った、中洲のあの店だったのではないかと思い出しました。 店内で、オーストラリアの永住ビザが話題になり、 パスポートにホッチキスだけで留められている紙が永住ビザ (正式にはMultiple Re-entry Visaと言いますが)だというような話をして セカンドバッグからパスポートを取り出した記憶があります。 あの後、ちゃんとバッグにしまったのか、 バッグを閉め忘れて落ちてしまったのか、の記憶はないのですが・・・。 とにかく、あの店にあるに違いない、と思いました。 ということは、お店の人が見つけて保管してくれているのでは? ということは、今晩お店が開いている時に連絡すればわかるかな? ということで、夜まで待つことにしました。 Hさんには昨日のお礼も兼ねてパスポートの件も電話連絡しておきました。 午後8時頃。 昨晩、店の人と名刺交換もしているので電話番号は分かります。 店へ電話をし、 「昨日来た者でパスポートを置き忘れたかもしれないのだけど。」と伝えたところ 「ちょっと、待ってください。」 と言われ別の人に電話が代わりました。 「松藤さん。Hだけど。」 |
「えっ? Hさん?」
・・・次回に続きます |