第160号（2022/3/4発行）パスポートが　無いっ！

※この記事は沈下修正の専門家アップコンの社長メルマガ〔ニッポン上げろ！〕のバックナンバーです。

こんにちは！
コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。

今回は【アップコン起業秘話】第159号（2022/3/1発行）○○○○○が無いっ！の続きです。
第一部まとめはこちら

「松藤さん。Hだけど。」

「えっ？　Hさん？」

「何でHさん、店にいるの？」

「何でって、松藤さん。夕方私に電話してきたじゃないですか。
それで心配になってパスポートを探しに来たんですよ。」

「あっ、ありがとうございます。それで、ありましたか？」

「無いですね～。店の人と一緒に探したんですけど。」

「そうですかぁ～。」

「店の人が、いつも閉店後に掃除をするのだけど、昨晩も何もなかったと言っています。」

「そうですかぁ～。」

「パスポートが無いとマズいっすよね。」

「う～ん。」

「松藤さん、大丈夫ですか？」

「大丈夫じゃないけど、何とかしなくちゃ。」

「困ったことがあったら、いつでも連絡してくださいね。」

「あっ、ありがとうございます。」

「僕はせっかく来たんでちょっと飲んでから帰りますから。」

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電話を切った手の平はじっとり汗ばんでいました。

「困った・・・。」

シドニー行きの飛行機は明後日、月曜日の夜出発予定。

ディスカウントチケットだから変更もできないし。

いやいや、チケットは何とかなってもパスポートはどうしたらいいんだろう？

私は早速調べ始めました。


https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/passport/pass_5.html
（外務省ＨＰ）


私の場合は日本人だから、海外でパスポートを無くしたというよりも
単純に日本で再発行の手続きをすれば良いということが分かりました。

と言っても、明日も日曜日だから手続きはできないし、
即日再発行なんかできるわけもないし、
しばらく日本に足止めになってしまうのだろうか。

いやいや、それはダメだ。

今回はシドニーへ戻って家族全員で帰国するための準備をしなくちゃいけないのだから。
あ～どうしよう。

・

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翌日、日曜日の朝7時頃、私は電話の音で目が覚めました。

「もしもし。」

「松藤さん？」

「どなたですか？」

「CZですけど。お早うございます。」

「えっ？誰？」

「中洲のお店のCZです。」

「あ～、お早うございます。」

「あったよ～。」

「えっ！パスポート？」

「そう。」

「本当に？」

「ありました。」

「どこにあったのですか？」

「ソファーとソファーの隙間に挟まってました。」

「ありがとうございます！」

「送っとくから住所教えて？」

「明日の夜の飛行機なんだけど間に合うでしょうか？」

「わからないけど、一番早いので送っとくから。」

「あっ、ありがとうございます！！！」

・・・・・


CZは土曜の仕事の後、酔っぱらって店のソファーで寝てしまったそうです。

明け方、酔いがさめるとともに、
どうも寝心地が悪いと思ったらソファーとソファーの隙間に何やら硬いものがある。
手を突っ込んで取り出してみたところ私のパスポートが出てきたということでした。

とにかく、一安心です。

パスポートの再発行はしなくても済みそうです。
後は、無事に泊っている川崎の実家まで届くかどうかというところです。
CZは福岡中央郵便局から速達で送ってくれました。

翌日の午後到着ということです。

月曜日の午後、昼過ぎに玄関のチャイムが鳴り郵便局の人が速達便を配達してくれました。

ぎりぎりセーフでした。

私はCZに到着のお礼の電話をしようと思ったのですが中洲の店の番号しか知りません。
店に電話したものの、まだ早い時間なのか誰も電話には出てきません。

心残りのままシドニーへ飛び立つことになりました。

P.S.

みなさ～ん！
3月6日（日）、いよいよ東京マラソン2021が開催されます。
０９：１０スタートですが、私の場合は第3ウェーブと言って
一番遅いスタート　０９：３５になります。
競技終了時刻が１６：１０なので時間と体力との戦いとなります。
このご報告は次回３月８日（火）の社長メルマガ「ニッポン上げろ！」で。

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