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2022.04.15ニッポン上げろ!

第171号(2022/4/12発行)営業しなければ食べていけない

※この記事は沈下修正の専門家アップコンの社長メルマガ〔ニッポン上げろ!〕のバックナンバーです。

 

 

こんにちは!
コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。  

今回は【アップコン起業秘話】第170号(2022/4/8発行)See ya!の続きです。
【アップコン起業秘話】まとめはこちら

4月
家族と帰国し、とりあえず川崎の実家で仮住まいが始まりました。  

子どもの学校の手続きを含め役所関係の手続きには時間が取られます。
そのほとんどを妻に任せて私は単身福岡へ向かいました。
これから本格的に営業展開していかなくては
売り上げゼロのままになってしまいます。  

営業しなくては食べていけません。  

半分焦りはありますが
それ以上に今後のビジネス展開を考えていると夢が広がっていきます。  
   

さあ、どこからスタートしたら良いのだろうか?  


それは、
なぜ福岡をビジネスの起点に決めたのかをもう一度確認することでした。  

東京でもなく名古屋でもなく福岡にした理由は何だったのか?  

それは、オーストラリアと九州の人口が同規模だったから。
それは、福岡を中心として九州全域がほぼ日帰り圏内だから。
それは、従来からの北九州工業地帯のみならず熊本県を筆頭に企業誘致が活発だから。
(そして、万が一失敗しても東京で再出発できる可能性を残しておくことができるから)

  などなど九州には、福岡には有利な点が数多くあります。  
   


しかし、今は1件目の契約を取ることが最大の課題です。  

起業した時、最も困難なことは最初の契約を取ることです。
0(ゼロ)から1にすることがどれだけ大変なことかということは
起業したことがある人ならわかると思います。  

どこから手を付けて、
どのようなことをして、
どのようなタイミングで、  

などなどわからないことばかりです。  


戦略を立て、「トライアンドエラー」を繰り返していく。
そしてPDCAを回して改善していく。
最初の内はどのように進めたらよいのかもわからないため、
思うようにいかなかったり失敗してしまったりすることは当然です。
  
そこから契約を勝ち取るためのノウハウが形成されていきます。  

   


私が取った行動は「まず近場から攻める」でした。

福岡空港と福岡港。
この2拠点周辺には倉庫が集約されています。
また工場もたくさんあります。
住吉神社近くの事務所からはバス、地下鉄、さらには自転車でも行ける近さです。  

移動の時間と交通費を極力節約しながら営業活動を始めました。  

タウンページで大きそうな会社を見つけては電話します。
大きそうな会社とは広告が出ていたり、
会社名が太字で書かれていたり、
聞いたことがあるような会社名だったり、
というような基準で事務所から電話をかけまくっていました。  

1日ミニマム100件電話するぞ!と決めて電話していました。  

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これは大変でした。  

シドニーの”彼“のオフィスで働いていた時は
お客様からの電話に対応していればよかったものでした。
お客様は私たちがどのような会社で、何をするのかを
初めから知った上で電話をかけてくるため
私はお客様の状況をヒアリングすることに集中していればよかったものでした。  

ところが福岡での営業電話は真逆の状況です。  

まず最初に会社名を名乗ります。
ところが会社名自体が聞きづらいようで  

よく 「えっ!○○バンク?銀行は用ないんですけど、ガチャン!」  

と即切りされました。  

会社名はオーストラリアの日本法人名なので勝手に変えるわけにもいきません。  

聞きづらい聞きなれない会社名は不幸です。
会社名と自己紹介の第一関門を突破しても
まだまだ壁は続きます。

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