※この記事は沈下修正の専門家アップコンの社長メルマガ〔ニッポン上げろ!〕のバックナンバーです。
こんにちは! コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。 |
「えっ、鳥栖?」
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「うん、うちもねえ危険物倉庫は鳥栖に行かないとないんですよ。」 「あっ、でも鳥栖には危険物倉庫があるんですね。」 「まあ、あるんだけど。 今、支店長と話したら満杯だって言うんだよ。」 「ええっ!」 「でもコンテナを置くスペースは大丈夫みたいらしい。」 「そうですか。」 「それで、支店長が一度鳥栖に来て現地を見てもらえないかって言ってるんですよ。」 「私はいつでも大丈夫ですけど。」 「それでは明日一緒に車で行きましょうか。」 「お願いします。」 ・ ・ ・ 翌朝、N社からIさんの運転する社用車でN社鳥栖支店に到着しました。 敷地内は大型車とフォークリフトが目まぐるしく行き交い、 歩行者よりも車優先のところのようです。 支店事務所でT支店長に事業の説明をし、 倉庫スペースが必要なことを伝えました。 T支店長が 「わかりました。 残念ながら危険物倉庫は今、満杯なんですよ。 空くまでしばらくの間、屋外での保管ではどうでしょう。 今から、その場所と、コンテナを置く場所を見に行きましょう。」 ということで、 私たち3人はフォークリフトが猛スピードで行き交う中を ヘルメットをかぶって安全に注意しながら 先ずはコンテナ置き場へ向かっていきました。 そこは敷地内でも一番端のところで コンテナを置いておくには全く問題ないところでした。 「ああ、ここにコンテナを置かせていただければうれしいです。」 私はTさん、Iさんへ伝え、次は危険物倉庫へ向かいました。 危険物倉庫とは消防法や建築基準法で厳しく基準が決められています。 イソシアネートは消防法で 危険物第4類第4石油類に区分されています。 これは引火性液体で引火点が200度以上であることを言っています。 危険物倉庫へ入るとドラム缶が3段積みで隙間なく保管されていました。 「このドラムが外へ出ていくとここを使うことができるけど半年くらいかかりそうだねえ。」 とT支店長が言います。 「半年は待たないといけないということですか?」 「いや、それでね。 しばらくの間は屋外でもいいのかなと思っているんだが、どうだろう?」 「外でも大丈夫なのですか?」 「フタを開けてなければ大丈夫だと思いますよ。」 「外のどの辺に置くのですか?」 「今通ってきたところの、 コンテナがたくさん置いてあるところにスペースを作りますよ。 そこに2段積みで置けば多少スペースは節約できるのではないかな。」 「でも、2段に積むとフォークリフトで上げ下げする時に 別料金がかかると聞いていますけど。」 「屋外に置いている時はチャージしません。 危険物倉庫に移った時、改めてフォークリフトの金額の話をしましょう。」 「それならぜひお願いしたいです。」 これで半分くらい問題が解決されました。 「Tさん、ほかにもトラクターとシャーシという問題があるのですが。」 「シャーシはうちのを使ってもらって、 トラクターは運転手とセットで必要な時に うちの社員が運転するように手配しましょう。」 「ありがとうございます。 これで何とかスタートできそうな気がしてきました。」 その後、契約する際に 外資系の会社である、実績がないなど新たな問題は出てきましたが 何とか7月中旬には契約までこぎつけることができたのでした。 |