※この記事は沈下修正の専門家アップコンの社長メルマガ
〔ニッポン上げろ!〕のバックナンバーです。
第181号(2022/5/17発行)
ウレタン掘り
こんにちは! コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。 先週、長野県のほぼ中央にある、とある村へ出かけました。 毎年この時期に日帰りで行っています。 自然に恵まれたこの地は冬には1メートルほどの積雪があります。 一方、夏の気温は東京とさほど変わらないくらい暑くなるそうです。 と言っても朝晩は涼しく、朝の冷気を室内に取り込んでおけば クーラーはいらない生活ができるとか。 この土地に、アップコンはウレタンサンプルを土中に埋めています。 2014年の4月12日に30年分のウレタンサンプル数種類を埋めました。 詳しくは第25号(2020/11/17発行)「ウレタンの耐用年数はどれくらいですか?」参照 |
それから毎年、1年に1回、 1年分のサンプルを掘り出しにこの地へ通っています。 今年はゴールデンウイークが明けた先週行ってきました。 早速、現地へ到着するとスコップで穴を掘り始めます。 ちなみに東日本ではスコップと言い、 西日本ではシャベル(ショベル)と言うのは本当でしょうか? 皆さんは何と呼んでいますか? 私は大きいのをスコップ、小さいのをシャベルと呼んでいますが、 調べてみるとJIS規格では足をかける部分があるものを「ショベル(シャベル)」、 ないものを「スコップ」としているようです。 そしてスコップは英語でシャベルはオランダ語だそうです。 さて、ある程度の深さまで掘り進めていくと ウレタンサンプルを傷つけないようにスコップと手で掘り進んでいきます。 |
採取されたウレタンサンプルは採寸し重量を計った後、 圧縮強度を計測します。 そのためにもスコップでウレタンの角を削ったりしないように 作業は慎重に進められていきます。 土中のウレタンが見つかりました。 |
さらに慎重に周りの土を掘り起こしながらウレタンを取り出します。 今年も完全な形でウレタンを掘り出すことができました。 |
必要な数を採取して本日の作業は終了です。 この土地を貸してくださっている方にお礼をして事務所へ戻ります。 そして後日、第3者機関へサンプルを提出して計測してもらっています。 このような作業を継続して今年は8年目になります。 少なくとも25年は続けていきます。 よくお客様から 「ウレタンの耐用年数はどれくらいですか?」 と、ご質問をいただきます。 これに対して世界中のウレタンメーカーが明確な回答をしていません。 お客様が安心してアップコンのウレタンをご使用いただけるよう アップコンはウレタンの研究開発も行っています。 P.S. |
ちょうど「代かき」の季節でした。田んぼには水が入ったばかり。 そこにはこんな昆虫が。 |
ゲンゴロウです。 |