※この記事は沈下修正の専門家アップコンの社長メルマガ
〔ニッポン上げろ!〕のバックナンバーです。
第184号(2022/5/27発行)
新工法発表!
こんにちは! コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。 アップコンは沈下修正の専門家としての施工会社であると同時に、 ウレタンを使った様々な工法の研究開発を行っています。 現在、5つのプロジェクトが同時進行しています。 その内の一つがこの度、 6月1日・2日に開催されるEE東北’22で初めて皆様にご紹介できることになりました。 |
最近、本当に道路の陥没事故が増えてきたと思います。 その原因の多くが老朽化した水道管の破損による土砂の吸い込みだと言われています。 調査会社がレーダーにより道路面下の空洞調査をしていますが、 年々空洞数が増加して来ているため、調査数が追い付いていないのが現状です。 道路面下の空洞が調査・発見されると当然放っておくわけにはいきません。 通常この場合、補修する前にその原因を調査し、 さらに補修方法を検討、設計・計画、予算化、入札、受注、 そしてようやく補修工事が行われます。 しかし、空洞が見つかったらこんな悠長なことはしていられません。 緊急に空洞を補修しなくてはいつ事故が起こるかわからないからです。 従来であれば、空洞のある個所を掘削し、埋設管が破損していれば交換、 そして転圧を繰り返しながら路盤を形成、アスファルト舗装を施して完了です。 1か所の工事でも少なくとも半日から丸1日の工事になってしまいます。 その間、道路はずっと交通規制がかかります。 アップコンが開発した |
ウレタン空洞充填工法
は、従来の道路面下の空洞補修工事に比べて大幅に工期を短縮します。 1㎥程度の空洞なら施工開始から撤収まで1~2時間程度。 施工資機材一式がプラント車に搭載されているので1か所完了したらすぐ次の現場へも移動できます。 この施工を可能にしたのはウレタン樹脂が形成されるときの化学反応熱を抑える 特殊ウレタン樹脂が開発されたからです。 通常ウレタン樹脂は長時間吐出を続けると、熱が蓄積され、 焦げ付きや煙が発生しやすくなります。 よって大規模な空洞充填には不向きでありました。 アップコンが開発した特殊ウレタン樹脂は収縮もせず、軽量なため、 自重による再沈下のリスクも大幅に軽減します。 そして圧縮強度は国土交通省が規定する1.2MPa(1200KPa)以上の1400KPa。 もちろんウレタン樹脂は環境に安全なノンフロン。土壌へも影響がありません。 このウレタン空洞充填工法は道路以外でも *護岸の空洞 *防空壕・炭鉱跡 *ボックスカルバート *各種タンクの空洞充填 *その他様々な空洞充填に対応します アップコンのウレタン空洞充填工法は 6月1日・2日に開催されるEE東北’22で 同工法の開発担当者がご説明させていただきます。 ご興味のある方はぜひ会場までお越しください。 EE東北’22の詳細は↓ |