※この記事は沈下修正の専門家アップコンの社長メルマガ
〔ニッポン上げろ!〕のバックナンバーです。
第185号(2022/6/3発行)
ウレタン空洞充填工法
こんにちは! コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。 6月1日・2日の両日、夢メッセみやぎにて EE東北’22が開催されました。 アップコンもこの展示会に出展し、 主に道路の補修工法について展示・プレゼンを行いました。 アップコンの展示スペースはいつも評判が良く、 今回も「写真撮っていいですか?」と言って多くの方が撮影していきました。 と言っても展示会は写真撮影が目的ではなく アップコンの工法をより多くの方々に知っていただくことが大事です。 アップコンでは展示期間中にデモンストレーションを行います。 ウレタンの素の2液、ポリオールとイソシアネートを 実際にお客様の前で化学反応させ、ウレタンを形成します。 今回は道路の段差を修正するのに見立てた模型に注入しました。 デモンストレーションは準備から実際の実演まで結構大変なのですが、 やはり、やればやっただけ成果は大きいです。 見てください、この人だまり! |
アップコンの展示会におけるデモンストレーションはいつも大人気です。 今回の目玉の一つとして新工法の発表がありました。 6月1日付の日刊工業新聞でも取り上げられている ウレタン空洞充填工法です。 時々、地盤が陥没して家が傾いたとか、車が事故を起こしたとか、 ニュースになることがありますよね。 これ、日本の話ですからね。 他国での陥没事故が取り上げられて笑い話のように映像が紹介される、 というようなテレビ番組もありますが、 実は道路の陥没は私たちにとって非常に身近なことなんです。 ニュースに取り上げられるのは、陥没が非常に大きいとか 人や建物がその陥没によって被害を受けたとかという場合です。 でも陥没は小さいものを含めると年間10,000件近く見つかっているそうです。 今、国や地方自治体が一生懸命陥没を見つけて 事故を未然に防ごうとしています。 専門の調査会社がマイクロ波等を道路に照射し、解析し、路面下の異常を発見します。 それを役所に報告し、役所は施工会社に陥没個所を埋めるように発注します。 しかし、その施工方法が未だ昭和の技術からあまり変化していません。 簡単に言えば、道路を開削し、転圧しながら埋め戻す。 そしてアスファルト舗装で仕上げる、という具合です。 まあ、全国どこの土木工事会社でもできる工法なので 競争入札になったら最後は価格勝負という工法ですから、 発注者側としてはコストが抑えられてよいのかもしれません。 私もコストを抑えるのは大賛成です。 出所は税金ですからね。 しかし、世の中、安ければすべて良いとも限りません。 もう一つの重要な要素はスピードです。 路面下の陥没個所がわかっているのに長期間ほったらかしにしていては 危険極まりません。 カラーコーンとコーンバーで立ち入り禁止にしていれば大丈夫なのでしょうか? そのような状態で事故が起こった時は一体だれが責任を取るのでしょうか? アップコンの新工法ウレタン空洞充填工法は、 特殊ウレタン樹脂を注入し、発泡・膨張圧力で素早く空洞を充填します。 大がかりな道路の開削は不要なため、開削と埋め戻しに要する時間を短縮します。 使用する特殊ウレタン樹脂は、 路盤材と同等以上の強度がありながら軽量です。 よって、自重による再沈下の可能性は従来工法と比較し軽減されます。 資機材一式を搭載したプラント車を配置するだけで施工が可能です。 それは、交通規制の早期解放にもつながります。 期待の新工法が日刊工業新聞でも取り上げられました。 記事の内容はこちら。 ↓ ↓ ↓ |