※この記事は沈下修正の専門家アップコンの社長メルマガ〔ニッポン上げろ!〕のバックナンバーです。
第222号(2022/10/7発行)
ゼロからイチへ・8
こんにちは! コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。 今回は【アップコン起業秘話】第220号(2022/9/30発行)ゼロからイチへ・7の続きです。 【アップコン起業秘話】まとめはこちら |
その週の土曜日の朝、 私はDIと二人で福岡空港近くの鋼材加工工場の事務所内で N部長に見積書を提出し、内容の説明を始めました。 検討した結果、施工範囲と修正高をどういう理由で決めたのか、 それによって施工時間や施工人数はどうなったのか、 などなどを丁寧に説明します。 また、 ドリルの削孔音や注入時のポンプの音などの騒音はどの程度なのか、 コンクリート削孔時の粉じんは集塵機で吸い取ってしまうのでほとんど発生しないとか、 施工中の状況も合わせて説明していきます。 ウレタンを使った沈下修正を知っている日本人は私しかいません。 隣にいるDIはただ座って聞いているだけです。 時々N部長も質問してきます。 「施工トラックはどれくらいの大きさですか?」 「そうですね、20フィートのコンテナに機材一式が詰め込まれていて それを大型のトレーラーでけん引してくることになります。」 「ということは、その時は他の車の出入りはできないということですか?」 「はい。施工中はトレーラーを入り口のシャッター前に停めたままにしますので 他の車の出入りはできなくなってしまいます。 従業員の方は工場の反対側の駐車スペースを使えますが 当日は他の業者のトラックはちょっと入ってくるのは無理ですね。」 「であれば、日曜日は工場が休みなので業者も従業員も来ないので シャッター前にトレーラーを停めていても大丈夫だけれど、 日曜日でも施工してくれるんですか?」 「あっ、もちろんです。 私たちの仕事はお客様が休みの時に施工することが多いので 今回も日曜日に施工することを考えています。」 「わかりました。 松藤さん、それではお宅で施工しましょう。」 「ありがとうございます!」 「ありがとうございます!」 私とDIは二人で頭を下げ、お礼を言いました。 その後、私たちは施工日程を8月後半の日曜日と決め、 また、当日にはオーストラリアからNo.1の助っ人も来るんですよと 補足を加えながら、さらに契約の詳細を詰めていきました。 日本にウレタンを使った沈下修正の会社を設立して以来、 ほぼ丸1年経って、 ようやく1件目の受注を決めた瞬間でした。 |
ゼロからイチへ
ようやく一歩前進です。