※この記事は沈下修正の専門家アップコンの社長メルマガ〔ニッポン上げろ!〕のバックナンバーです。
今回は【アップコン起業秘話】第243号(2022/12/20発行)
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2002年12月頃
ようやく仕事が順調に回りだしてきたかな、
何とかポツリ、
KZもDIも仕事の流れに慣れてきたようです。
すると、少し気持ち的にも余裕が出てきたのか、
以前はとにかく受注することのみに神経を集中させていた毎日から
受注というプロセス以外も気になってくるようになってきました。
KZと私は日中ほとんど外出して営業活動をしています。
営業は結果が数字で表れてくるので評価がわかりやすいです。
さぼっていれば売り上げはゼロになってしまいます。
KZも実績はまだまだですが、
将来につながるような話をどんどん持ってくるようになってきまし
また、私と一緒に機材のメンテナンスを定期的に行うことも
KZの業務の一つとなっています。
DIは内勤業務全般を引き受けています。
主として経理関連なのですが、
受注数が少ないため入金よりも支払業務がほとんどです。
とは言え、3人+バイト1人の会社ではそんなに仕事量は多くはありません。
なので、事務所で電話営業を行っています。
もう一つ、シドニーの”彼“へ、定期的にレポートを提出することもDIの重要な仕事です。
ある日、
それも多く振り込まれているということです。
調べてみると振込金額の前後2つの数字が入れ替わっていました。
先方にもご迷惑をおかけしてしまったのですが、
連絡がなければ必要以上の金額を振り込み、
気が付かないままでいたところでした。
ダブルチェックは重要です。
しかし、起業したばかりの3人だけの会社では
ダブルチェックをしようという考えも起こらず、担当者が責任もって担当業務を行うことで
少人数でも仕事が回っていくものでもあります。
3人とも社会人としての経験も十分あるからこそ、
自分の仕事はきちんと完結してほしいところですが・・・。
日を追うにつれてDIのミスが増えてくるようになりました。
よくあるのが、
月に平均2回から3回あります。
しかし、注意しても変わりません。
これはDIのミスが増えてきたのではなく、
DIのミスに私が以前より気が付くようになってきたのではないか
思うようになってきました。
数字の間違いと言ってもお金だから大問題です。
やはりダブルチェックをしなくてはならない状況となりました。
誰が?いつ?やるのか。
私しかいません。
結局、DIの業務内容を毎日確認し、
その日の夜、ひとりでチェックするという毎日になりました。
朝から晩まで好きな仕事をすることは、私はそんなに苦とは思わないのですが、
DIが完結させなくてはいけない仕事を
何で私がこんな夜までやっているのかと感じるようになってきまし
このような日々が続いていくと
「DIの仕事って何なんだろう?」
とか
「DIは昼間、事務所で何やっているんだろう?」
と、思うようになってきました。
徐々に精神が蝕まれてきています。