※この記事は沈下修正の専門家アップコンの社長メルマガ〔ニッポン上げろ!〕のバックナンバーです。
こんにちは!
コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。
【アップコン起業秘話】第261号(2023/2/21発行)
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シドニーでのミーティング4日目。
最初の3日間はこれまでの振り返りでした。
そして、4日目からはこれからの事業展開について“彼”
大小様々な事案を協議しましたが、
その中でも将来に大きくかかわってくる事案が3件ありました。
1件目は施工機材の入ったコンテナの問題です。
現状は会社設立2年目でようやく単年度黒字の目途が立ったところ
ただし、メンバーは私を含めてKZ,DIの3人のみ。
私たちは普通乗用車の免許は持っているものの、
機材が入ったコンテナを運搬できるような大型免許やけん引免許は
なので、施工があるたびに
鳥栖の倉庫から運転手付きでコンテナを運搬しているという状況で
このままでは機動力に欠け、さらに経費が掛かりすぎます。
また、総延長120万キロと言われる日本の道路のうち、
半数以上の道路が20フィートコンテナをけん引したトラックは
道幅が狭いため通行することができません。
これではせっかくの受注機会も失することになってしまいます。
私は“彼”に小型の施工トラック製造を提案しました。
出来れば2トントラックぐらいの大きさ。
それが無理でも3~4トン程度の大きさのトラックに
機材一式を架装することができれば、
自分たちで運転できるので機動力は格段に向上します。
と同時に経費の大幅な削減を図ることができるはずです。
2件目は全国展開についてです。
もともと本社は東京にあり、
万が一、福岡で失敗しても東京で挽回できるのではないか、
九州の人口、市場規模がオーストラリア全体と近かったため
比較しやすいのではないかなどの理由で福岡からスタートしました
今期、単年度黒字の見込みが立ったところで
私は“彼”に一気に全国展開したほうが良いと提案しました。
ウレタンを使った沈下修正の工法は日本では誰も行っていない、
いや、まだ誰も知らないからこそ
今が市場を独占するチャンスだと言いました。
そのためには全国の主要な都市に支店・代理店を配置し、
バーチャルオフィスのままでもいいから
全国区の会社であることをアピールしたほうが良いと言いました。
そして、全国の情報を集めながら機材、人員を
増やしていけばよいのではないかと提案したのでした。
もちろん費用は掛かります。
投資にはリスクはつきまといます。
しかし、市場を独占できるチャンスは
そうそうあることではないと思います。
これから2~3年かけて一気に投資すれば
誰も追いついてこられないほどの
技術力と知名度を持った企業へと成長することができるのではない
と提案したのでした。
もちろん投資資金の回収スケジュール等も具体的に数値で説明しま
そして、3件目の事案は“厄介な問題”でした。