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2023.03.10ニッポン上げろ!

第265号(2023/3/7発行)ミーティング・5

※この記事は沈下修正の専門家アップコンの社長メルマガ〔ニッポン上げろ!〕のバックナンバーです。
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こんにちは!
コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。

【アップコン起業秘話】第263号(2023/2/28発行)ミーティング・4の続きです。
【アップコン起業秘話】まとめはこちら

 

 

私たちが使っているウレタンにはフロンガスが含まれているのか?

  

  

  

  
私は知りません。

無責任ですよね。

しかし、事実なのです。

どういうことかというと・・・。

  
“彼”の会社は守秘義務が徹底している会社なのです。
会社に守秘義務は当たり前?
もちろん、そうですけど、それが極端に徹底されているのです。
ほとんどの情報は“彼”ひとりだけが持っています。
シドニー本社で働く従業員のほとんどが何も知らされていない状況で
目の前の自分の仕事だけをやっています。

例えば、材料の仕入れ原価は“彼”と経理担当者一人だけ。
営業の利益は“彼”とNo.1セールスマンのティムだけです。

他のセールスの人達は自分の売り上げしかわかりません。

これら、原価や利益などは私が日本へ来るときに
“彼”が「私だけ」と言って教えてくれました。
(でないと日本で営業できないですからね)
しかし、使用材料の中身については一切教えてもらえませんでした。

知っているのはウレタンの原料はポリオールとイソシアネートという名前の
石油製品だということぐらいです。
私がシドニーで注入のトレーニングをしていた頃は
特に何も疑問に思っていませんでした。
ところが、日本で毎日アスベスト関連のニュースが出てくることによって
  
「ウレタンは大丈夫なのかな?」
  
という疑問がわいてきました。
そして調べてみたら「京都議定書」にたどり着いたわけです。 

 

私たちが使っているウレタンにはフロンガスが含まれているのか?

 

という疑問がわいてきたのでした。
そして、ついにその疑問を“彼”にぶつけてみる時が来ました。
3件目の事案はこの“厄介な問題”でした。

  

  

  

  
突然

「私たちが日本で使っているウレタンはフロン発泡ですか?」

私は“彼”に聞いてみました。
“彼”は少し不意を突かれたのか、
それとも私が何でそんな質問をしてきたのかがわからなかったのか
  
「何を言っているんだ。」
  
と返答してきました。
そこで、私はいま日本では
  
*アスベストが問題になっていること
*一般的にウレタンはフロンガス発泡で生成されること
*「京都議定書」により将来日本でフロンガスの規制が強化されることが予測されること

を説明しました。
そして、日本法人の社長として

*自分たちが扱っている材料について、当然細部まで知っておく必要があること
*もし、フロンガス発泡だとしたら早急に対策を取らないといけないこと
ウレタンにフロンガスが内包されていることは隠してはいけないこ
*お客様だけではなく、取引先、従業員そして彼らの家族にまで迷惑をかけてしまうこと

ということを説明しました。
とにかく、放っておけば将来、大きな問題になってくると思われます。   
そして、私の説明に対しての“彼”の返答は

  

  

  

  

  

 

「Nobu,It’s not your business !
お前の知ったことじゃない!」

 

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