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こんにちは!
コンクリートを上げるからアップコンの松藤です。
【アップコン起業秘話】第265号(2023/3/7発行)
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「Nobu,It’s not your business !
お前の知ったことじゃない!」
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しばらく返す言葉が見つかりませんでした。
私は“彼”の目を見ながら、頭の中では違うシーンが流れていました。
「ちょっくら!加代、
おみゃーの出る幕じゃあ にゃーズラよ!」
1970年、テレビドラマ「細うで繁盛記」(細うで繁盛記 –
女優、冨士眞奈美さん演じる小姑・正子が
熱川温泉の老舗旅館「山水館」に嫁いできた
新玉三千代さん演じる加代を静岡弁でいじめる、あのシーンです。
「犬にやる飯はあっても
おみゃーにやる飯はにゃーだで!」
などのセリフが頭の中をぐるぐる回っています。
”彼”の言葉が私の心に強烈に突き刺さり、
思考回路が少しずれてしまったようです。
私もこの時すでに、NYでの留学時代を含めると海外生活の経験は15年以上経っています。
なので、海外では企業経営者(特にオーナー経営者)と従業員は
天と地ほどの身分差(?)があると感じていました。
“彼”からきつい言葉で何度も文句や愚痴を言われながらも
オーナーだからしょうがないな、とか自分は雇われの身だからな、とか思いながら
余程理不尽なことでない限り受け入れてきていました。
そして今、私も加代が正子からいじめられているような、
じっと耐えなくてはいけないんだという気持ちになっていました。
しかし、今回の”彼”の言葉は、言葉の強烈さ以上に、今後も何かある度に
「お前の知ったことじゃない!」
で押し切ろうとする”彼”の態度、
私は長い間沈黙の後、ようやく言葉を発しました。
「もう一度聞きます。
私たちが日本で使っているウレタンにはフロンガスが入っているの
YES、NOで答えてください。」
私はシンプルにYES/NOクエスチョンで再度質問しました。
答えは2択のどちらかであるはずです。
にも拘らず、やはり”彼”の答えは
「Nobu、お前の知ったことじゃない!」
再度、同じ答えが返ってきたのでした。
私は続けて
「もし、将来、私たちが日本で使っているウレタンにフロンガスが入っているとして、
それを安全に除去しなくてはならないということが大問題になった
アスベスト問題のように、
除去するための費用を請求されたりしたら、莫大な費用が掛かってしまいますよ?
私たちの会社だけではなくて、従業員、従業員の家族、お客様、
みんなに迷惑が掛かってしまいますけど、そうなったらどうするつもりですか?」
私は感情を押し殺しながらゆっくりと冷静に”彼”
そして、それに対しての”彼”のファイナルアンサーは
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「NOBU,その時は会社をクローズして
お前はオーストラリアに戻ってくればいいじゃないか。」
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「?」
P.S.
明日、3月11日は東日本大震災から12年目になります。
死者・行方不明者が2万2000人以上に上っています。
また、未だに故郷に帰れない人も数多くいます。
亡くなられた方のご冥福をお祈りし、被災者の方々には心よりお見舞い申し上げます。