施工面積 | 約700㎡ |
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最大沈下量 | 161mm |
エリア | 福島県 |
工期 | 夜間連続4日間 |
圧密沈下及び東日本大震災の影響により、店舗内床が大きく沈下。 床の傾きにより店内の歩行にも違和感が生じるようになっていました。 営業停止中の夜間に修正できるアップコン工法が採用され、当社にて沈下修正工事を行いました。
現況の高さを把握する為、オートレベルにより測量を行いました。
注入位置をマーキングし16㎜のドリルにて削孔しました。
削孔時は集塵機を使用し、店舗内に粉塵が飛散しないように、吸引しながら削孔しました。
注入作業はオートレベル・レーザー墨出し器を使用し、ミリ単位で高さを確認しながら
行いました。施工範囲の低い箇所から順次、土間コンクリートに無理がない様に注入し、
注入箇所だけでなく周辺部(影響が予想される範囲)の高さも常に確認しながら慎重に
行いました。
削孔口は無収縮モルタルにてきれいに埋め戻します。
土間床下にウレタン樹脂を注入し、沈下修正を行いました。 店舗通路部端の柱を基準点として最大沈下量167㎜沈下していた箇所を含め 施工範囲内を計画値以内に修正しました。 施工後は施工前にあった歩行の際の違和感もなくすことができました。 ↓土間コンクリートが堀削されていた箇所では、床直下にウレタン樹脂が充填されていることを目視で確認できました。