施工面積 | 約730㎡ |
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最大沈下量 | 約110mm |
工期 | 3日間 |
エリア | 宮城県 |
「機械の水平が確保できずスペーサーを使用している」 「機械に不具合が発生し、製品精度に影響が出る」 アップコンにはこのような床の補修相談を日々多くいただきます。 今回は宮城県内の製袋加工工場の施工事例をご紹介します。 2011年3月に発生した東日本大震災の影響で床が沈下し、機械に傾きが生じて生産に支障をきたしていました。
応急処置として、機械類の下に脚(高さ調整用)を設置して機械を水平にし、生産作業を行っていました。 機械を移動することなく、短時間で修正できることからアップコン工法をご採用いただきました。
作業車を所定の位置に駐車し、使用機材の準備。(機器の暖気運転、取付等)
現況の高さを把握するため、オートレベルで測量を行います。
注 入 位 置 をマ ー キング後 、φ16mm( 円玉より小さい穴)のドリルで1m間隔で削孔します。地盤内に注入されたウレタンの影響範囲は半径1~1.5mのため、アップコンでは漏れなく充填されるように樹脂の注入間隔を原則1mおきに設定しています。削孔時は集塵機を使用し、粉塵が飛散しないように吸引しながら削孔します。
レーザー墨出し器で高さを確認しながらウレタン樹脂注入作業を行います。施工範囲の低い箇所から順次、土間コンクリートに注入し、注入箇所だけでなく周辺部(影響が予想される範囲)の高さも常に確認しながら慎重に注入作業を行います。
無収縮モルタルにより、注入孔の穴埋めを行います。施工場所の清掃を行い、注入等で出た廃材、ホースを車輌に積み込み作業完了です。
床沈下により機械に傾きが生じ、生産に支障をきたしていた製袋加工工場。 応急処置として機械の下にスペーサーを設置して水平にし、作業を行っていました。 3日間の工事で施工面積約730㎡、最大111mm沈下していた土間コンクリートを-20mmまで修正しました。 アップコンでは、工場倉庫などの土間床の床の沈下、傾き、段差、たわみ、土間床下の空隙・空洞などの お困りごとを、機械や設備の移動をすることなく短工期で解決します。 土間床のお困りごとがありましたら、まずはお気軽にご相談ください。