最大沈下量 | 500mm |
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エリア | 茨城県 |
工期 | 10日間 |
新築して間もない住宅。 東日本大震災がにより最大500mmの沈下が生じました。 傾きが大きかったため、アップコン工法と単管杭圧入工法を併用して修正しました。
現況の高さを把握するため、レーザー墨出し器で測量を行います。
圧入位置をマーキングした後、補強治具を取付けます。
圧入治具を補強治具にセットし、建物の自重を反力にして杭の圧入を行います。
レベル調整治具及びボトルジャッキを設置します。
土間床コンクリートへの負担を軽減する為、ジャッキを使用した単管杭による沈下修正と、ウレタン樹脂注入による沈下修正をほぼ同時に行います。
注入位置をマーキング後、φ16mmのドリルで1m間隔で削孔します。
地盤内に注入されたウレタンの影響範囲は半径1~1.5mのため、アップコンでは漏れなく充填されるように樹脂の注入間隔を原則1mおきに設定しています。
床上でレーザー墨出し器で高さを確認しながら、床下でウレタン樹脂注入作業を行います。注入箇所だけでなく周辺部(影響が予想される範囲)の高さも常に確認しながら慎重に注入作業を行います。
注入孔は無収縮モルタルにより、穴埋めを行います。
施工前:最大500mmの沈下し大きく傾いている 施工後:沈下を修正し、住宅の傾きが解消 施工前:最大500mmの沈下し大きく傾いている 施工後:沈下を修正し、住宅の傾きが解消