施工面積 | 1,036㎡ |
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工期 | 8日間 |
最大沈下量 | 108mm |
エリア | 福島県 |
アップコン工法で広範囲の沈下を短工期で修正した事例をご紹介します。 こちらの中学校の体育館では、地震の影響で床が外周部から中央に向かって すり鉢状に大きく沈下してしまい、体育館の使用に支障をきたしている状態でした。 以前別の施工でご採用いただいたお客様より、 短工期で修正できるアップコン工法の技術力や技術社員の対応を評価され、 今回もご採用いただきました。 施工面積1,036㎡、最大沈下量108mmという広い範囲を8日間で修正しました。
作業車を所定の位置に駐車し、使用機材の準備をします。
現況の高さを把握するため、
オートレベルで測量を行います。
注入位置をマーキング後、φ16mm(1円玉より小さい穴)の
ドリルで1m以内の間隔で削孔します。
削孔時は集塵機を使用し、粉塵が飛散しないように吸引しながら削孔します。
地盤内に注入されたウレタンの影響範囲は半径1~1.5mのため、
アップコンでは隙間なく充填されるように樹脂の注入間隔を原則1m以内の間隔に設定しています。
床上ではレーザー墨出し器で常時レベルを管理し、
施工範囲の低い箇所から順次、注入し徐々に修正していきます。
測量者は常に床上でミリ単位でレベルを管理しつつ、注入場所・ウレタン樹脂の注入量の指示を出して作業を進めます。
無収縮モルタルで、注入孔の穴埋めを行います。
施工場所の清掃を行い、注入等で出た廃材、
ホースを車輌に積み込み作業完了です。
外周部から中央に向かって、すり鉢状に沈下していた体育館の床。 最大108㎜の沈下していた部分を、計画値である-15㎜以内まで修正しました。 CCDカメラで隙間なくウレタン樹脂が充填されていることを確認し、施工完了です。