地震 や 地盤沈下 が原因で、床に 傾き・たわみ・空隙 が生じることがあります。傾いた床での機械の稼働は、故障や異常を引き起こし不良品の増加・生産効率の低下につながります。
沈下した床下にウレタン樹脂を注入
ウレタン樹脂の発泡圧力で床を押し上げ
床の傾きを解消する
沈下・段差・傾き・空隙が生じた既設コンクリート床に、直径16mmの小さな穴を開け、ミリ単位でレベルを常時監視しながら、ウレタン樹脂を注入します。床下に注入された樹脂は、短時間で発泡する圧力で地盤を圧密強化しながら、地耐力を向上させ、コンクリートを押し上げて水平に戻します。樹脂の最終強度は、約60分で発現します。また、床下に空隙が発生している場合でも、同じ方法で空隙充填を行います。ウレタンは1m2あたり最大10tの発泡圧力で床を押し上げるため、重たい機材や荷物の移動が不要です。※状況により異なる場合もございます。
1日以内
測量・削孔・ウレタン樹脂注入・穴埋
アップコン工法
7日以上
コンクリート増打ち
10日以上
コンクリート打ち替え
アップコン
工法
※施工例
面積: 100~150㎡² コンクリート厚: 150mm
最大沈下量: 50mm
アップコンのウレタン樹脂を使用した施工は既設のコンクリート床の取壊しや養生期間を必要としないため、従来工法と比較し大幅な工期の削減を実現します。
既設のコンクリート床の取壊しをせず修正するため、機械や荷物の移動が不要。生産ラインを止めずに施工が可能です。
徹底した教育を受け、経験を積んだ自社技術スタッフが責任施工。精度の高い仕上がりでお客様のお悩みを解決します。
アップコンは資機材一式を搭載した施工プラント車で全国へ伺います。建物の出入り口付近に施工プラント車を配置し施工を行うため、大型プラントの設置、撤去が不要です。
ウレタン樹脂は、コンクリートやモルタルと比較し軽量なため、材料の自重による再沈下のリスクを大幅に抑えます。
既設のコンクリート床を壊さない工事のため、重機を使った大掛かりな解体作業が不要です。そのため大量の産廃やコンクリートガラが発生しません。削孔の際は集塵機を併用するため、埃や粉塵も殆ど発生しません。
現地調査→補修計画の立案→施工、のトータルサポートを自社スタッフが責任をもって提供します。専門の教育を受け経験を積んだ自社スタッフが、お客様の現場に合わせた最適な補修計画をご提案します。
アップコン工法で使用する硬質発泡ウレタンは、国内の材料メーカーと共同開発したフロン・代替フロンを発生しない完全ノンフロンのウレタンです。成形後、水や海水、土中に含まれる他の物質に対して溶融しないため、土壌汚染を起こさず環境に安全な材料です。
アップコン工法は既設のコンクリート床を壊さず修正することで、従来工法(コンクリート打替え工法)と比較し、工事に必要な材料調達から、施工過程、工事終了後の産廃リサイクル等までのCO2排出率を90.2%削減します。
アップコン工法は既設コンクリート床を壊さずに修正する工法です。床を壊して作り変える従来工法(コンクリート打替え工法)と比較した場合、工期を大幅に短縮できます。操業を止めず、短工期で修正できることでトータルコストの削減に貢献します。
アップコンは、夜間工事にも対応します。
数日に及ぶ施工でも、夜間に施工を行い、翌日の稼働開始前までに現状回復を行います。操業を止めることなく工事が可能なため、工場の生産に影響を及ぼすことがありません。
アップコン工法は、平均沈下量50~60mmとした場合100~150m2/日の工事が可能です。
※工場・倉庫・店舗の場合。
地盤沈下により土間床にひび・たわみが発生し機械に振動が発生していた精密部品製造工場。振動による製品精度への影響を防止するため、たわみ解消の沈下修正工事と土間床下の空隙充填工事を行いました。
総施工面積 | 287m2 |
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施工日数 | 3日間 |
最大沈下量 | 44mm |
最大空隙量 | 50mm |
地盤沈下により、土間床にひび・たわみが発生
機械が振動し、製品精度への影響が懸念されていた
注入の様子(機械を移動させずに作業)
CCDカメラを使用し空隙の充填を確認
施工前50mmあった空隙
施工後はウレタン樹脂が密に充填されている
お問合せから、施工まで、スピーディーに対応致します
※現地状況や、図面の有無により省略出来る場合もございます。