ホーム事業領域/ソリューション - 道路

ウレタンで
日本の交通インフラを支える

高強度ウレタン樹脂で
日本の道路の
長寿命化と維持管理に貢献

NETISプラス

アップコンでは、高速道路などで多用されているコンクリート舗装版に生じた段差や沈下の変状を、専用に開発された高強度ウレタン樹脂を使用して、素早く解決します。アップコンのコンクリート舗装版沈下修正工法は、既存の舗装版を壊さず、開削工事を必要とせず、機動力の高いプラントを使用することで短工期を実現。供用停止の期間を最小限にし、計画的かつ効率的な維持管理に貢献しています。調査から工事まで一貫しておこない、アップコンは、コンクリート舗装版をはじめとした道路インフラの延命化に貢献しています。

道路インフラの長寿命化に貢献! コンクリート舗装版に発生した
段差・空隙・バタつきなどを短時間で
修正する新技術

コンクリート舗装版に生じる変状の原因

コンクリート舗装版に発生する様々な変状は、コンクリート舗装版の目地に使用されている材料が劣化し、水が浸入して車両の走行によるポンピング現象によって路盤材の細粒分が流失することで空洞が発生。コンクリート舗装版へのバタつき、段差・沈下が生じます。

段差・沈下 バタつき 空隙・空洞
矢印
段差・バタつきを解消 ゆるみを改善

Movie工法紹介動画

工法の特長

  1. 短時間工事が可能

    01
    短時間工事が可能

    ウレタン樹脂は注入後約2時間で必要な強度を発現するため早期規制開放が可能です。

  2. 開削せずに踏掛版・枕版の沈下修正が可能

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    開削せずに踏掛版・枕版の
    沈下修正が可能

    アップコンの工法は既設コンクリート舗装版に16mmの小さな孔を空け、ウレタンを注入するだけの工事です。従来工法(コンクリート打替え)で必要であったコンクリート舗装版打ち替え工程の解体→設置→型枠→鉄筋打設→養生、などが不要です。

  3. 路盤のゆるみを改善

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    路盤のゆるみを改善

    コンクリート版下に注入したウレタン樹脂膨張し、空洞・空隙をすみずみまで充填するたけでなく表層路盤のゆるみも改善します。

  4. 機動性のあるプラント車で対応

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    機動性のある
    プラント車で対応

    資機材一式を搭載した施工プラント車を規制の中に配置するだけで工事が可能。

使用材料について

道路補修専用に開発されたウレタン樹脂は、国土交通省が上層路盤の品質規格で定められている材料と、
同等以上の一軸圧縮強度(1.2MPa)を発現します。
この材料は、環境に配慮したノンフロンで、土壌にも影響がありません。
また、アップコンはISO9001(品質)及び、ISO14001(環境)の認証を取得しています。

高強度ウレタン樹脂(物性値)

特性項目 単位 物性値 試験方法適用規格
密度 kg/m3 185 JIS K 7222:2005
圧縮強さ kPa 1400 JIS K 7220:2006

※物性値は標準値であり、保証値ではありません。※フリー発泡時。

品質管理について

一軸圧縮強度試験の様子

試験方法 JIS K 7220

道路補修専用に開発されたウレタン樹脂は、国土交通省の上層路盤の品質規格で規定されている材料と同等以上の一軸圧縮強度1.2MPa(1200kPa) 以上を約2時間で発現します。
アップコンは、ISO9001(品質)および、ISO14001(環境)の認証を取得しています。

一軸圧縮強度試験の様子

施工の流れ(空洞・空隙充填)

  • 施工プラント車配置・施工準備

    • 施工プラント車配置
    • 使用機材準備
    • 施工前 床レベル測量(オートレベル使用)
    施工プラント車配置・施工準備
  • 位置だし

    • ウレタン注入孔 位置出し
    位置だし
  • 削孔

    • ハンマードリルでウレタン樹脂注入孔をφ16mmのドリルピットにて削孔(集塵機併用)
    削孔
  • ウレタン注入

    • 80m延長可能な樹脂注入ホースを修正箇所まで延長する
    • レーザーレベル、レーザー墨出し器、計測器などで常時レベル管理しながらウレタン樹脂をコンクリート版下に注入
    ウレタン注入
  • ウレタン樹脂の充填確認

    • CCDカメラで充填されていることを確認
    ウレタン樹脂の充填確認
  • 穴埋め

    • 修正目標値まで修正が確認されれば、注入孔を穴埋め
    • 無収縮モルタルで注入孔を穴埋め
    穴埋め
  • 雑工

    • 施工後レベル測量
    • 清掃
    施工後レベル測量

施工事例

トンネル

トンネル内に発生したコンクリート舗装版のバタつきの抑制・段差修正

  • 段差とバタつきが発生していたコンクリート舗装版

    段差とバタつきが発生していたコンクリート舗装版

  • 車線規制のみで施工を実施

    車線規制のみで施工を実施

  • 段差が修正されバタつきが解消された

    段差が修正されバタつきが解消された

料金所

走行レーンのコンクリート舗装版の段差・沈下修正

  • 段差が発生していた走行レーンのコンクリート舗装版

    段差が発生していた走行レーンのコンクリート舗装版

  • 走行レーンのコンクリート舗装版下にウレタンを注入

    走行レーンのコンクリート舗装版下にウレタンを注入

  • 段差を0mmまで修正

    段差を0mmまで修正

壁高欄

地盤沈下によって発生した壁高欄の段差修正(単管杭圧入工法)

  • 地盤沈下により段差が発生した壁高欄

    地盤沈下により段差が発生した壁高欄

  • ジャッキアップの様子

    ジャッキアップの様子

  • 段差を0mmまで修正

    段差を0mmまで修正

よくあるご質問

  • 見積は無料ですか?
    無料でお見積いたします。 (平面図、基礎伏図、矩図、沈下レベルがわかる資料があればより早くお見積りできます)※建物の構造確認等で、有料の調査が発生する場合がございます。
  • 施工エリアはどこまでですか?
    日本全国対応しています。北海道から沖縄まで、日本全国の調査・施工に伺います。

道路の陥没防止 道路に生じた空洞を
ウレタン樹脂で素早く充填

地中埋設管の老朽化による水漏れが原因で
年間2,000~4,000件の空洞が発生しています

近年増加している道路の陥没は、多くが下水道などの埋設管の老朽化により、管の一部が破損、地下水が侵入し、周辺地盤の土砂が管内に吸い込まれ、減少していくことで周辺地盤の支持力が失われ、空洞、緩みが拡大して道路が陥没する要因となっています。
アップコンのウレタン空洞充填工法は、このような、道路などに生じた空洞を、特殊ウレタン樹脂を使用して短工期で充填します。ウレタン樹脂は一度に多量の吐出をすると、熱が蓄積され焦げ付きや煙が発生しやすいため、大規模な空洞充填には不向きでした。アップコンでは熱を抑える特殊ウレタン樹脂を開発、ウレタンの多量吐出を可能とし、大規模な空洞でも短工期で充填することを可能にしました。

老朽化した地中埋設管の周辺に発生する空洞

老朽化した拝観の周辺に発生する空洞 矢印 陥没直前 矢印 崩落・陥没寸前

止水性の高いウレタンを充填することで
道路の陥没を未然に防ぐことが可能です

道路に空洞が発生
道路に空洞が発生
矢印
特殊ウレタン樹脂で素早く空洞を充填
特殊ウレタン樹脂で素早く空洞を充填

工法の特長

  1. 短時間

    01
    短時間

    路盤下の空洞に特殊ウレタン樹脂を注入し発泡・膨張圧力で素早く空洞を充填します。

  2. 開削の必要なし

    02
    開削の必要なし

    大がかりな道路の開削は不要なため、開削と埋め戻しに要する時間を短縮します。

  3. 軽量材料

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    軽量材料

    空洞に注入した材料はすぐに硬化します。空洞を充填し地中埋設管への流入を抑制します。

  4. 省スペース施工

    04
    省スペース施工

    資機材一式を搭載したプラント車を配置するだけで施工が可能です。交通規制の早期解放にもつながります。

施工の流れ

  • 準備・測量

    • 資機材一式を搭載したトラックを所定の位置に駐車し、使用機材の準備を行う
    • 現況の路面の高さを把握するため、オートレベルで測量
    準備・測量
  • 削孔

    • 注入位置をマーキング後、AS舗装をハンマードリルで削孔
    • 粉塵が飛散しないように集塵機で吸引しながら削孔
    • 削孔後、検尺棒を使用し空洞量を注入孔全箇所計測
    削孔
  • ウレタン注入

    • オートレベルで路面の高さを確認しながら特殊ウレタン樹脂注入作業を行う
    • 注入が空洞を埋め設計量に達した時点で注入を終了
    • 注入後CCDカメラで充填されていることを確認
    ウレタン注入
  • 穴埋・清掃

    • 無収縮モルタルで注入孔の穴埋め
    • 施工場所の清掃を行い、注入等で出た廃材、ホースを車輌に積み込み作業が完了
    穴埋・清掃

使用材料について

道路補修専用に開発されたウレタン樹脂は、国土交通省が上層路盤の品質規格で定められている材料と、
同等以上の一軸圧縮強度(1.2MPa)を発現します。
この材料は、環境に配慮したノンフロンで、土壌にも影響がありません。
また、アップコンはISO9001(品質)及び、ISO14001(環境)の認証を取得しています。

高強度ウレタン樹脂(物性値)

特性項目 単位 物性値 試験方法適用規格
密度 kg/m3 202~330 JIS K 7222:2005
圧縮強さ kPa 1400 JIS K 7220:2006

※物性値は標準値であり、保証値ではありません。※フリー発泡時。

段差・不陸・陥没 災害などの緊急時に
道路の段差をささっと解消

応急復旧工法「ダンタン」とは

震災時に被災して発生した道路の段差に、高強度ウレタン樹脂を直接吹き付けることでスロープを作成し、車両の走行を可能とする応急復旧に対応します。
被災して段差が発生した場所に資機材一式を搭載したトラックで駆け付け、発生した段差に2液性のウレタン樹脂を吹き付ける。ウレタン樹脂は、吹き付けた直後から硬化する性質を持っている。この性質を利用して、発生した段差に高強度ウレタン樹脂で勾配7%のスロープを作成し、緊急交通路の確保に役立てることに応用したもの。また、この応急復旧工法ダンタンは、路面に生じた段差だけでなく不陸や陥没にも吹き付けて対応することが可能。

道路の段差 道路の段差 道路の段差
応急復旧工法の図

※ 災害が原因で生じた「段差・不陸・陥没」箇所で緊急交通路の確保のため、早急に復旧が必要とされている道路の本復旧までの応急復旧工法です。
※ スロープ幅、スロープ間、勾配は普通乗用車・大型トラックのトレッド幅及びタイヤ幅から算出しています。

ダンタンの特長

  1. 被災した現場で形状に合わせてウレタンでスロープ作成

    01
    被災した現場で形状に合わせて
    ウレタンでスロープ作成

  2. 約1時間で車両の走行が可能

    02
    約1時間で車両の走行が
    可能になります

    高強度ウレタン樹脂は、吹き付けた直後から硬化する性質を持っています。

施工の流れ

  • 位置出し

    • メガラインを用いて位置を出す
    位置出し
  • 水糸設置

    • 勾配をもとに水糸を設置する
    水糸設置
  • 当て板設置

    • スロープを作成するための当て板を設置する
    当て板設置
  • 養生

    • 飛散防止用の養生をする
    飛散防止用の養生をする
  • 吹き付け

    • 勾配に合わせてウレタンを吹き付ける
    吹き付け
  • 仕上げ

    • 形状を整え、視認性を上げるための塗料を塗布する
    仕上げ
  • 完成

    • 仕上がり後、15分で走行可能です
    完成

使用材料について

道路補修専用に開発されたウレタン樹脂は、国土交通省が上層路盤の品質規格で定められている材料と、
同等以上の一軸圧縮強度(1.2MPa)を発現します。
この材料は、環境に配慮したノンフロンで、土壌にも影響がありません。
また、アップコンはISO9001(品質)及び、ISO14001(環境)の認証を取得しています。

高強度ウレタン樹脂(物性値)

特性項目 単位 物性値 試験方法適用規格
密度 kg/m3 185 JIS K 7222:2005
圧縮強さ kPa 1400 JIS K 7220:2006

※物性値は標準値であり、保証値ではありません。※フリー発泡時。